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今回は、高知県安芸市にある(株)山のくじら舎の代表取締役 萩野 和徳さんにお話をうかがいました。環境に配慮しながら、地元の木材を使用したおもちゃ作りをしています。
今月のテーマ:国産木材を使うこと
国産材の木製品を使うことは、森林環境を整え、地球温暖化防止につながる。 お手入れしながら、長く使ってほしい。
株式会社 山のくじら舎 代表取締役
萩野 和徳さん
大阪府出身。2001年に(株)山のくじら舎を創業し、高知県産木材を使用した木製おもちゃや木製雑貨を製造・販売。また、文化財保護活動を行う。
森のめぐみをむだなく使う
高知県で地元の木材を使用したおもちゃ作りをしている萩野さんに、心がけていることをお聞きしました。「森林保全のために、間伐される木材や建築端材などを活用した商品作りをしています。
製造の過程で出た木くずは、お風呂のたき付け用に地域の方に使ってもらったり、端材を商品化したりするなど、森林のめぐみをむだなく使い切るよう心がけています。木のおもちゃはお手入れして使うことで、長く愛用してもらえることも環境を守ることにつながると考えています」。
森林を守り地球温暖化を防止
萩野さんは、地元の小学生が木とふれ合える活動をしています。「地元の小学生の社会科見学などで、ワークショップを開催しています。実際に木にふれることで、木の特徴やあつかい方を学び、身近に感じられるような取り組みをしています」。
最後に小学生にメッセージをいただきました。「木は太古から人の暮らしに欠かせない自然素材です。学校やおうちでもたくさんの木製品に囲まれていると思います。国産材の木製品を使うことは、森林環境を整え、地球温暖化防止につながります。ぜひ、身の回りにある木製品の心地良い手ざわりや香りなどを感じてみてください」。
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。