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マレーバク
学名:Tapirus indicus
奇蹄目 バク科
生息地:マレー半島、ミャンマーなど
生後6カ月で白黒のツートンカラーになる
前足と後ろ足のちがい
前足 |
後ろ足 |
前足と後ろ足でつめの数がちがうのが特徴で、湿地なども歩けるような足をしています。
便利な鼻
バクはアメリカ大陸に4種、アジアに1種が生息しています。アジアに唯一生息しているのがマレーバクで、体の大きさはバクの中で一番大きく、300㎏以上あります。白黒のツートンカラーなのもマレーバクだけです。マレーシアなどの暖かい国の森林に生息しています。
バクは少しだけ長い鼻をしていますが、ゾウの仲間ではなく、サイやウマの仲間です。葉を食べるときに、鼻で枝をたぐりよせることができます。
野生のマレーバクは、絶滅危惧種です。人間が森を開発することで、マレーバクのすむ場所をうばっています。
鼻で枝をたぐりよせる
長生きマレーバク
福岡市動物園で飼育しているオスのジュリは、現在、国内最高齢です。5月には34才になり、日本で一番長生きしたマレーバクの記録を更新することになります。
日本では30才より長く生きたバクは、まだ4頭しかいません。いっしょに飼育しているメスのユメコも、30才と長生きで、メスの長寿記録を更新中です。世界で一番長生きしたバクは42才なので、まだまだ長生きしてもらえるよう、健康管理にも気を配っています。
また、バクはブラッシングすると気持ち良くなって寝転がるので、その間に採血して健康チェックや、やわらかい足裏のお手入れなどもしています。
泳ぎが得意
ふくおかニュース
4月19日は飼育の日
4月19日は、語呂合わせの「419(しいく)」にちなみ、「飼育の日」です。動物園や水族館に関心を持ってもらうために制定されました。この日は、全国の動物園や水族館でさまざまなイベントが開催されます。福岡市動物園でも飼育員による動物ガイドを開催予定です。
写真提供:福岡市動物園
福岡市動物園
〒810-0037 福岡市中央区南公園1-1
TEL 092-531-1968
https://zoo.city.fukuoka.lg.jp/
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