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フンボルトペンギン
学名:Spheniscus humboldti
ペンギン目 ペンギン科
生息地:ペルーとチリの沿岸地域
胸に黒い帯模様が無いものは、幼鳥。生まれた翌年の夏に羽が生えかわり、成鳥と同じ模様になります。
日本がペンギン王国?
ペンギンは寒い環境に暮らす鳥だと思われがちですが、フンボルトペンギンの生息地であるペルーやチリは暖かい国です。生息地では数が減り絶滅危惧種とされているため、つかまえてはいけないことになっています。一方、日本の気候で育てやすいためか、日本中の水族館や動物園にいるフンボルトペンギンの数は、全世界の約1割にもなります。
現在、日本で見られるフンボルトペンギンは、全て水族館や動物園で生まれました。限られたペアから増えたので、国内には血のつながりのあるペンギンがたくさんいます。遺伝子の多様性が失われると環境の変化や病気に対応できなくなる可能性があるため、水族館同士で協力して個体の交換などを行い、できるだけ血のつながりのないペアが多くなるようにしています。
「綿羽」がぬけていくひな
1羽ごとにちがうタグ
マリンピア日本海で飼育しているフンボルトペンギンの数は90羽。見た目だけで見分けることが難しいので、血統管理のためにマイクロチップのうめこみとタグ付けをしています。うで輪のように両方のつばさに付けたタグの色を見れば、一目で見分けることができます。タグは毎年秋に交換します。
ひなは、ふわふわの「綿羽」がぬけて、泳ぎに適した「正羽」を持つ幼鳥になると、タグを付けてプールにデビューします。翌年の夏に全身の羽が生えかわる「換羽」が終わると、成鳥と同じ模様になります。マリンピア日本海では、0才の幼鳥から30才以上の老鳥を見ることができるので、ぜひ会いに来てください。
陸に立つ右から2羽目が30才以上のペンギン
マリンピアニュース
World Penguin Day
4月25日は「世界ペンギンの日(world penguin day)」だと知っていましたか? それにちなんで4月23日(土)、24日(日)の2日間、マリンピア日本海でも特別プログラムを用意しています。パネルや標本の展示(観覧自由)、バックヤードツアー(抽選)を通してペンギンの生態や生息環境の現状について楽しく学んでいただけます。
写真提供:新潟市水族館マリンピア日本海
新潟市水族館マリンピア日本海
〒951-8555 新潟市中央区西船見町5932-445
TEL 025-222-7500
https://www.marinepia.or.jp/
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