【アクアマリンふくしまだより】いわき市の魚!光を反射して目がきらきら光る「マルアオメエソ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
福島
動物園だより
2022.04.11

【アクアマリンふくしまだより】いわき市の魚!光を反射して目がきらきら光る「マルアオメエソ」

目次 [非表示]

マルアオメエソ

 

学名:Chlorophthalmus borealis
ヒメ目 アオメエソ科
生息地:青森県八戸から千葉県銚子の太平洋沿岸

大きさは約15cmで、体は灰色。光のほとんど届かない深海底に生息しています。

いわき市のシンボル 俗名「メヒカリ」

マルアオメエソは、目が光の反射で青色や緑色に光ることから「メヒカリ」とも呼ばれています。海の中では、尻ビレと一対の腹ビレの先端で水底に立ち、じっとして動きません。頭は水流が来る方へ向けています。

福島県では古くから親しまれており、からあげ、てんぷら、干物、さし身などで食べられています。全国的にあまり知られていませんでしたが、2001年にいわき市の魚として制定されたことをきっかけに、知名度が上がりました。


自然界でのえさ(ツノナシオキアミ)

運ぶことも飼育することも難しい深海魚

深海魚なので、飼育はもちろん生きたまま水槽に入れることも難しい魚です。アクアマリンふくしまでは、地元の漁師さんのご協力のもと、底引き網漁のあみの中に生きたメヒカリがいたら、生きたまま提供してもらっています。

しかし、たとえ生きた状態で持って来ることができたとしても、状態が安定し、えさを食べるまで気はぬけません。食が細く食べることが上手ではないメヒカリは、水族館の中でもトップクラスにえさやりが難しい魚の1つ。

当館のえさやりでは、サクラエビやキビナゴをその口に入る大きさに切り、透明なつり糸を付けた棒にさしてあたえます。手がブレないようにと、自然と息が止まってしまうほど集中する瞬間です。


数々の困難を乗りこえて当館の展示水槽にやって来ました

アクアマリンニュース

「蛇の目ビーチ」海開き!

4月29日(金)〜11月30日(水)の間、屋外エリアにある「蛇の目ビーチ」がオープンします。水に入ってヒトデやナマコなどの海の生き物とふれ合ったり、ボラなどの魚を見たりすることができます。タオル・着替え・ビーチサンダルを持って遊びに来てください。


写真提供:アクアマリンふくしま

アクアマリンふくしま【ふくしま海洋科学館】
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL 0246-73-2525
https://www.aquamarine.or.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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