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マルアオメエソ
学名:Chlorophthalmus borealis
ヒメ目 アオメエソ科
生息地:青森県八戸から千葉県銚子の太平洋沿岸
大きさは約15cmで、体は灰色。光のほとんど届かない深海底に生息しています。
いわき市のシンボル 俗名「メヒカリ」
マルアオメエソは、目が光の反射で青色や緑色に光ることから「メヒカリ」とも呼ばれています。海の中では、尻ビレと一対の腹ビレの先端で水底に立ち、じっとして動きません。頭は水流が来る方へ向けています。
福島県では古くから親しまれており、からあげ、てんぷら、干物、さし身などで食べられています。全国的にあまり知られていませんでしたが、2001年にいわき市の魚として制定されたことをきっかけに、知名度が上がりました。
自然界でのえさ(ツノナシオキアミ)
運ぶことも飼育することも難しい深海魚
深海魚なので、飼育はもちろん生きたまま水槽に入れることも難しい魚です。アクアマリンふくしまでは、地元の漁師さんのご協力のもと、底引き網漁のあみの中に生きたメヒカリがいたら、生きたまま提供してもらっています。
しかし、たとえ生きた状態で持って来ることができたとしても、状態が安定し、えさを食べるまで気はぬけません。食が細く食べることが上手ではないメヒカリは、水族館の中でもトップクラスにえさやりが難しい魚の1つ。
当館のえさやりでは、サクラエビやキビナゴをその口に入る大きさに切り、透明なつり糸を付けた棒にさしてあたえます。手がブレないようにと、自然と息が止まってしまうほど集中する瞬間です。
数々の困難を乗りこえて当館の展示水槽にやって来ました
アクアマリンニュース
「蛇の目ビーチ」海開き!
4月29日(金)〜11月30日(水)の間、屋外エリアにある「蛇の目ビーチ」がオープンします。水に入ってヒトデやナマコなどの海の生き物とふれ合ったり、ボラなどの魚を見たりすることができます。タオル・着替え・ビーチサンダルを持って遊びに来てください。
写真提供:アクアマリンふくしま
アクアマリンふくしま【ふくしま海洋科学館】
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL 0246-73-2525
https://www.aquamarine.or.jp/
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