【城山動物園だより】豊かな愛情表現「チリーフラミンゴ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2022.04.11

【城山動物園だより】豊かな愛情表現「チリーフラミンゴ」

目次 [非表示]

チリーフラミンゴ

 

学名:Phoenicopterus chilensis
フラミンゴ目フラミンゴ科
生息地:チリ、ペルー、アルゼンチン

特徴:全体的にうすいピンク色をしていて、ベニイロフラミンゴと比べると一回り小さい。

大きさのちがう フラミンゴ

フラミンゴは5種類に分けられます。その中でも城山動物園ではチリーフラミンゴとベニイロフラミンゴの2種類を飼育しています。同じフラミンゴでも、2種類は見ただけでちがいが分かります。ベニイロフラミンゴは赤い色がこく、細長いです。一方、チリーフラミンゴは、白に近いうすいピンク色で、首も短いので丸っこいです。来園の際はベニイロフラミンゴとチリーフラミンゴを見分けてみてくださいね。


群れで過ごすチリ―フラミンゴたち

フラミンゴの見どころ

フラミンゴは群れで生活をして、春が近づくと繁殖期をむかえます。春に行うディスプレイ行動は3パターンに分かれていてとても魅力的です。

1つは「旗ふり」という行動です。1羽が短く「ギャギャギャッ」と鳴きながら、首をまっすぐのばし、背筋をぴんと立てて、頭を空に向けて左右にふります。それが「旗ふり」です。盛り上がると他の個体にもうつっていき、「敬礼」という行動をします。つばさを大きく横に広げて、空を見ながら鳴きます。つばさを広げると、つばさの内側に黒い部分があり、とても美しいです。

最後のパターンは、「行進」です。全羽で右へ左へと移動をします。いつもは、じっとしていることが多いフラミンゴたちがにぎやかに行動する姿が見られるのは暖かい季節だけです。ペアができれば、フラミンゴの独特な子育てシーンが見られるかもしれません。


敬礼をするチリ―フラミンゴ

じょうやまニュース

桜が満開です

城山動物園は、「桜の森・市民の憩いの場」というキャッチフレーズが付くほど桜が有名です。園内には145本あります。4月中旬が桜の見頃で、桜と動物たちのきれいな姿が見られます。散った桜の花びらを一生懸命食べる動物たちも。池にうかぶ桜の花びらもとてもきれいです。


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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エコチル編集部

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