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オオサンショウウオ
学名:Andrias japonicus
英名:Japanese giant salamander
有尾目 オオサンショウウオ科
生息地:日本列島南西部
オオサンショウウオの水槽
夜行性の オオサンショウウオ
天王寺動物園では、爬虫類生態館アイファー内の「日本の自然」コーナーで特別天然記念物の2頭のオオサンショウウオを展示しています。
昼間にオオサンショウウオを展示している水槽をのぞいてみると、どこにいるか分からないほど周りの環境になじんでじっとしています。これは、オオサンショウウオが夜行性であるためで、日が落ちると水槽内をよく動き回ります。
昼の間、オオサンショウウオの姿を探す子どもたちに、「そこにいるよ」と声をかけると、おどろいた様子でオオサンショウウオを観察する様子が見られます。
えさのドジョウ
体調管理を行う飼育員の努力
天王寺動物園のオオサンショウウオは、ドジョウを主食にしており、週に一度500gのドジョウを水槽内に入れています。オオサンショウウオの口は大きく、上下にあるするどい歯でかみつき、獲物をにがさないようにして飲みこみます。
オオサンショウウオの健康状態をチェックするために、体重や体長を計測していますが、オオサンショウウオを捕獲するのはひと苦労です。名前を漢字で書くと「大山椒魚」となり、体からは独特のにおいがする液体を出します。その液体がねばねばしているため、手でつかまえようとするとツルツルすべってしまいます。
日本動物園水族館協会では、絶滅のおそれがあるとされる世界の野生動物に「国内血統登録番号」をつけています。このようにつかまえるための苦労を重ね、2022年1月の測定では、国内血統登録番号82
4の個体は体長120㎝、体重14・4㎏、国内血統登録番号829は体長95㎝、体重8・8㎏でした。
オオサンショウウ オの体重測定
てんのうじニュース
キバタンの「コバちゃん」
コバちゃんは2019年7月にペットとして飼われていましたが、飼育放棄され、「大阪府動物愛護センター」から天王寺動物園にやって来ました。性別はオスで、年齢は分かっていません。動物舎の前でながめていると「こんにちは」としゃべりかけてくれるかも。人なつっこい「コバちゃん」に会いに来てください。
写真提供:天王寺動物園
天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修/天王寺動物園
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。