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世界の人口が増えていくと共に、地球上で出るごみの量は、これからも増え続けていくと予想されているよ。では、私たちが暮らす日本では、どのような問題が起き、どうやったらごみを減らせるんだろう? キーワードは3Rだよ!
ごみをうめる場所がなくなる!?
私たちが出すごみの多くは、燃やされたり、細かくくだかれたりして、最後には処分場にうめ立てられているよ。
令和3年3月に環境省から発表された調査結果によると、2019年度のごみの総排出量は4,274万t(東京ドーム約115はい分)、1人1日当たりのごみ排出量は918gと、前年度に比べてほぼ変化がない一方で、最終処分場の残余容量と処分数は減少傾向に。そう、このままごみが増え続けていくと、処分場がいっぱいになってしまい、ごみをうめる所が無くなってしまうといわれているんだ。
そこで、大切になってくるのが「3R」だよ。
3Rって何だろう?
3Rは、ごみの量を減らす(Reduce)、くり返し使う(Reuse) 再び利用する(Recycle)という、資源を大切に使うめにポイントとなる3つの行動を示し、それぞれの英単語の頭文字「R」をとって「3R」とよんでいるよ。最近では、別の「R」を加えて、「5R」や「7R」をかかげている自治体や企業もあるよ。
3Rの取り組みでは、ごみそのものを減らし、資源やエネルギーを節約する「リデュース」が一番大切なんだ。マイボトル、マイはしを持ち歩く、余計な包装がしてある物は買わないなど、身近にできることはたくさんあるよ。ごみを出さない生活を心がけようね。
参考:
環境省「3Rまなびあいブック こども向け」
環境省「こども環境白書」
経済産業省「なっトク、知っトク3R」
3R +Rについて見ていこう!
最近では、3Rに加えていろいろなRが登場! 5R、7R、10Rなどと呼ばれることも増えてきたよ。
Reduce(発生抑制)
使う資源やごみの量を減らすこと
例)
- つめかえのできる製品を選んで買う
- 必要のない包装は断る
- 充電式の電池を使う
Reuse(再使用)
物をくり返し使うこと
例)
- こわれた物を修理して使う
- いらなくなった物を必要な人にゆずる
- マイはしを持ち歩いて使う
Recycle(再生利用)
使い終わった物を資源として再び利用すること
例)
- 新聞などの古紙を資源回収に出す
- リサイクルボックスでごみを分別する
- リサイクルされた製品を選んで使う
他にもあるよ、こんなR
Refuse | 断る | ごみになる物を断ること |
Repair | 修理 | 物を修理して使うこと |
Rebuy | 再購入 | リサイクルされた物を購入すること |
Refine | 分別 | 捨てるときに分別すること |
Rethink | 再考 | 自分に本当に必要な物かどうかを考えること |
Rental | 借りる | 一時的に使う物は借りて、物を増やさないこと |
Return | もどす | 購入先にもどせるものはもどすこと |
Reform | 改良 | 形を変えてまた使うこと |
Relax | 力をぬく | 無理をせず、できることから始めること |
Rule | ルール | ごみの分別などの際、決められたルールを守ること |
日本で使われる資源がごみになる量はどれくらい?
日本ではどのくらいの資源が使われて、どのような種類のごみが出ているのかな?
(※)家庭などから出るごみや粗大ごみ、工業などから出る燃えがら、木くず、金属くずなど、そのままでは使えず、不要になった物。
資料:環境省「我が国の物資フロー」(2018年度)
MEMO
日本で1年間に使われる資源の量は、約15億4,900万tだよ。そのうち、約3分の1となる約5億4,600万tは、さまざまな種類のごみになるんだ。処理しなければならない、これらのごみのうち、約半分は資源として再利用されたり、自然に返されたりしているけれど、残りは燃やすなどの処理がされた後に、うめ立てるなどの方法で最終処分されているよ。
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