【多摩動物公園だより】多摩動物公園の飼育員さんが教えてくれた「ライオン」のたてがみの秘密とは?|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2022.04.06

【多摩動物公園だより】多摩動物公園の飼育員さんが教えてくれた「ライオン」のたてがみの秘密とは?

目次 [非表示]

ライオン

学名: Panthera leo
生息地:アフリカ
食肉目 ネコ科

アフリカ園で見られる動物

キリン
学名 Giraffa camelopardalis

 

ヨーロッパフラミンゴ
学名 Phoenicopterus ruber roseus

群れをつくる動物

ライオンは群れを作る動物です。群れはプライドと呼ばれ、母、むすめ、姉妹など血のつながったメス3~6頭と、メスと血のつながらないオス、そしてその子どもで構成されます。多摩動物公園では、野生と同じようにライオンを群れで展示しています。仲間との関わり方など、群れならではのライオンの行動を観察できます。

顔をすり合わせてあいさつをします

たてがみの秘密

ライオン以外のネコ科動物は、オスとメスの見た目が似ていますが、ライオンのオスには、たてがみが生えています。オスは群れのなわ張りや群れでの自分の地位を守るため、他のオスと争います。色がこく、立派なたてがみは、なわ張り争いに勝ってきた強いオスの証です。オスはたてがみで相手の強さを判断し、強いオスとの争いをさけることが分かっています。

たてがみは、体の広い範囲に生えます

ライオンの危機

動物園ではおなじみのライオン。かつては約7万5000頭がアフリカに生息していましたが、現在は約3万頭まで減少しています。減少した原因には、開発による生息地とえさになる動物の減少があります。また、それ以外に、趣味の狩猟や漢方の材料を目的にした密猟、家畜をおそう害獣としての駆除などが問題になっています。人間の活動がライオンに大きな影響をあたえているのです。

たまニュース

飼育係って、どんな仕事?

4月19日は、数字のならび「419」(しいく)にちなんだ「飼育の日」です。飼育係の仕事を通して動物園・水族館に興味を持ってもらうことが目的の記念日です。2009年に多摩動物公園の飼育係が発案しました。今年も多摩動物公園では、この日にあわせ飼育係の仕事に注目した企画を予定しています。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

東京都多摩動物公園
東京都日野市程久保7丁目1−1
TEL.042-591-1611
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3