【橿原市昆虫館だより】世界最大級のカブトムシ「へラクレスオオカブト」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
奈良
動物園だより
2022.03.14

【橿原市昆虫館だより】世界最大級のカブトムシ「へラクレスオオカブト」

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ヘラクレスオオカブト

 

学名:Dynastes hercules

英名:Hercules beetle
コウチュウ目 コガネムシ科
生息地:中南米(メキシコ南部~南米中部)

ヘラクレス・オキシデンタリス

名前の由来は ギリシャ神話!

ヘラクレスオオカブトは、世界最大級のカブトムシです。この名前は、ギリシャ神話に出てくる最大の英雄、ヘラクレスに由来しています。よく知られている特徴は、かっこいい大きな角です。また、胸から生えた上の角の下の面には、オレンジ色の毛が生えていて、さわるとフワフワでとても気持ちがいいです。黄色のハネも特徴的ですが、これには個体差があります。

さらに、湿度が高い状態や、栄養状態が良過ぎるときには、黒色や褐色に変化します。幼虫の期間は約2年で、成虫の寿命は1年くらいになります。サナギになる手前の幼虫のときにはかなり大きく成長して、大人の手のひらいっぱいくらいの大きさになります。


ヘラクレスオオカブトの幼虫

湿気の多い、 高い山がすみか

熱帯のジャングルにすんでいるイメージが強いヘラクレスオオカブトですが、生息の中心は標高千m~2千mの湿度の高い、湿った山林といわれています。生息の地域によって角の形が少しずつちがい、13の亜種※に分けられるとされています。

現在、橿原市昆虫館ではヘラクレス・リッキーを飼育しています。ヘラクレス・リッキーの特徴は、胸の角が細く直線的になっているところです。
※亜種とは…同じ種の中でも、さらに細かく分類する手法のこと。


ヘラクレス・リッキー

かしはらしニュース

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写真提供:橿原市昆虫館

橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/article?id=5c52229d65909e2ebea90610
協力・監修/橿原市昆虫館

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エコチル編集部

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