【天王寺動物園だより】2021年は15頭の赤ちゃんが誕生「エジプトオオセットオオコオモリ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2022.03.14

【天王寺動物園だより】2021年は15頭の赤ちゃんが誕生「エジプトオオセットオオコオモリ」

目次 [非表示]

エジプトルーセットオオコウモリ

 

学名:Rousettus aegyptiacus

英名:Egyptian Rousette Bat / Egyptian Fruit Bat

翼手目 オオコウモリ科
生息地:アフリカやアラビア半島辺りの森林地帯など

コウモリの捕獲作業

年に一度行われる 健康状態と性別の確認

天王寺動物園では、115頭のエジプトルーセットオオコウモリを飼育しています。毎年繁殖することから、昨年12月27日(月)に捕獲作業を行いました。

これは、毎年1回全頭の個体確認と、その年に生まれた子どもの個体識別を行うために全頭を捕獲します。特にその年に生まれた子どもは、性別の区別をするために捕獲し、識別するためにマイクロチップのうめこみと、耳に入れずみをします。今回、2021年生まれの子どもは15頭でした。


マイクロチップ入れ

短時間で行う 危険な捕獲作業

動物の捕獲作業は、動物や捕獲担当者にとって、思った以上に危険があります。動物にとっては、捕まえられるときのストレスやかべ・ガラスへの激突などがあり、捕獲担当者も天井にぶつかることなどが考えられます。このような危険をさけるため、担当者はヘルメットと手袋を着け、小型鳥用の捕獲網を使って、できるだけ短時間で終える必要があります。

しかし、展示場内に数人が入って捕獲作業を行うと、おたがいの作業をじゃましてしまうので、短時間で終えるためにも捕獲作業は1人で行います。 このようにして捕獲した115頭は、作業終了後に計画的な繁殖を行うために、オスとメスを別々の展示場に入れて展示します。現在、夜行性動物舎で115頭のエジプトルーセットオオコウモリを展示していますので、ぜひご観覧ください。


入れずみをされたコウモリ

てんのうじニュース

パラワンコクジャク

天王寺動物園ではパラワンコクジャクのオス1羽を飼育しています。
パラワンコクジャクはフィリピンのパラワン島固有の鳥で、オスは頭部の長くのびた羽毛と白いほほ、尾羽の青いまだら模様があるのが特徴です。動物園でのえさは広島菜、キジ用ペレットをあたえています。


写真提供:天王寺動物園

天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/
協力・監修/天王寺動物園

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エコチル編集部

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