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太陽光や風力、地熱などを活用したエネルギーを再生可能エネルギーといいます。これからの脱炭素社会のために、再生可能エネルギーを取り入れることが必要不可欠です。今回は、そんな再生可能エネルギーについて紹介します。
エネルギーは何からできているの?
私たちは、毎日の暮らしの中でエネルギーを使います。図1にあるように、発電所でつくられた電気は、送電線などを通って私たちのまちに届けられます。では、電気はどうやってつくられているのでしょうか?
日本国内では現在、化石燃料といわれる石炭、石油、天然ガスを燃やすことで、全体の約8割の電気を生み出しています。化石燃料は地球温暖化の原因となるCO2を排出しますし、使い果たせば無くなってしまいます。図2にあるように、2019年度の統計では、日本は海外の国から17兆円分もの化石燃料を輸入しています。すごい金額でびっくりしてしまいますね。
図1 電気がまちに届くまで
図2 化石燃料の輸入総額
図3 主な再生可能エネルギーの種類
再生可能エネルギーを導入しよう!
2020年10月、日本政府は2050年までにCO2などの温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。その実現のためには、再生可能エネルギーを取り入れることが重要になります。再生可能エネルギーは、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスなどの自然の力でCO2を出さずに活用できるエネルギーです。
私たちは、家で使う電気を自分で決めることができます。スマホからでも再生可能エネルギーの電力に簡単に切り替えることができるのです。下の図で、くわしく紹介します!
再エネってどうしたら使えるの?
私たちは、どのように再生可能エネルギーを取り入れることができるでしょうか?くわしく紹介します!
使う電気を再エネに
再エネ電気プランを選ぶことで、再生可能エネルギーの電気に切り替えられます。
再生可能エネルギー由来の電気プランへの切り替えでCO2排出が実質ゼロの電気を使えます。
みんなでいっしょに
共同で電力を購入します。参加者が多く集まることで、お得な電気代で利用できます。
多くの人が参加することで、電気代がお得になり、再生可能エネルギーの利用拡大につながります。
太陽光パネル発電
屋根に太陽光パネルを取り付け、太陽光を電力にかえて家庭で利用できます。0円でパネルを設置できるプランもあります。
ゼロカーボン・ドライブ
ゼロカーボン・ドライブ(略してゼロドラ)を知っていますか?再エネで発電した電気で電気自動車を充電すると、自動車を動かすときのCO2の排出が実質ゼロになります。地球に優しいゼロドラ。おうちの人に教えてあげてくださいね。
再エネスタート
環境省では、再生可能エネルギーを活用するための「再エネスタート」キャンペーンを行っています。WEBサイトでは、再生可能エネルギーの分かりやすい解説や、自治体や事業者の取組、イベント情報などを紹介しています。
丸わかり!再生可能エネルギー
自然の力を活用した再エネについて、動画で分かりやすく解説。再エネを使えば、災害時に停電になったときも電気が使用可能。防災にも役立ちます。しかも切替はとても簡単です!
みんなの「再エネ」取組
再エネを導入した自治体や企業の具体的な導入方法などを紹介しています。
- 初期費用0円で太陽光発電や蓄電池が設置できる電力プランとは?
- 「共同購入」の例を紹介!
- 電気の“地消地産”で、地域のなかで経済が循環
- 災害時にも電気が使える蓄電池で、家庭や地域の防災力が向上
その他、さまざまな事例を取り上げています。ぜひチェックしてみてください!
監修:環境省 脱炭素ライフスタイル推進室
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。