上野動物園のシンボル「タンチョウ」真っ赤な頭のヒミツ!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2022.03.07

上野動物園のシンボル「タンチョウ」真っ赤な頭のヒミツ!

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タンチョウ

学名:Grus japonensis
分類:ツル目 ツル科
生息地:東アジア

タンチョウと姿が似ているコウノトリ

ニホンコウノトリ
学名: Ciconia boyciana
生息地:東アジア
分類:コウノトリ目 コウノトリ科
タンチョウとちがう所:目の周りが赤く、首は白。木の上に巣を作る。

 

正門にいるタンチョウ

上野動物園に新しい正門が完成しました。ここには白い字で大きく「上野動物園」という文字とシンボルマークのタンチョウがかかげられています。タンチョウは昔話にも「ツル」としてよく登場するように、古くから日本人に親しまれています。また、飛ぶ姿も美しいことから、未来への羽ばたきにふさわしい生き物として上野動物園のシンボルマークになっています。

上野動物園の新しい正門

頭のヒミツ

タンチョウは頭のてっぺん(頂)が赤い色(丹)をしていることから漢字で「丹頂」と書きます。この部分は羽毛がなく、皮ふから血の色がすけて赤く見えます。タンチョウが興奮するとこの赤い部分が大きくなるので、機会があればぜひ頭も観察してみてください。

タンチョウの頭

生き物の保全

江戸時代には日本の各地で野生のタンチョウを見ることができましたが、生息地である湿地の減少などにより、今では北海道の一部でしか見ることができません。湿地はタンチョウのえさとなる魚やカエル、草の実などが豊富にある他、安全に過ごせる場所としても大切です。

生き物を守るためには、その生き物だけではなく、えさをふくめた生息環境すべてを守る必要があります。興味を持った生き物がいたら、その生き物が関わる環境にも関心を広げてみてください。

うえのニュース

上野動物園開園140周年

上野動物園は明治15年(1882年)に日本で初めての動物園として誕生しました。令和4年(2022年)の今年、開園140周年を迎えます。記念イベントのくわしいことが決まったら上野動物園のホームページでお知らせするので、ぜひおうちの人といっしょにチェックしてください。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

恩賜上野動物園
東京都台東区上野公園9−83
TEL.03-3828-5171
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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