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和食に欠かせない魚。でも、日本人の食用魚介類の1人当たりの消費量は、ピーク時にくらべると、4割減! 魚はとっても栄養豊富だから、食べないのはもったいないよ!
魚を食べる量が減っている!?
南北に長い島国である日本の周りの水域は、寒流と暖流がぶつかり合っていることから、冷たい水を好む魚と温かい水を好む魚の両方が生息。約3,700種類の魚がいるといわれ、これは世界の海水魚の25%にあたるそうだよ。
でも、日本における食用魚介類の1人当たりの消費量は、2001年度の40.2kgをピークに、2019年には少しだけ回復したものの、それでも23.8kgと、ピーク時にくらべて、約4割も減ってしまっているんだ。
魚には栄養素がたっぷり
調理が大変、食べにくい、さばけないなど、いろいろな声があるけれど、魚には、体のもとになる良質のたんぱく質をはじめとして、じょうぶな骨を作るカルシウム、心臓病の予防にいいとされるDHAやEPAといった高度不飽和脂肪酸など、体に必要な栄養素がたくさんふくまれているよ。
同じ主菜であるお肉に比べると、魚は小骨や皮があって、食べるのはちょっと大変かもしれないけれど、コツをつかんでしまえば、上手に食べられるようになるよ! 栄養豊富な魚をもっと食べて、じょうぶな体を作ろうね!
魚の上手な食べ方を知ろう!
尾頭付きの魚を食べるときは、頭から尾に向かって食べ進めていくと、むだなく、美しく食べることができるよ。サンマの塩焼きを例に、食べ方を見ていこう!
① サンマの中骨に沿って、上身にはしで切りこみを入れる。
② 上身の上半分(背側)を頭に近い方から尾に向かって食べ進む。
③ 下半分(腹側)も同様に食べ進む。
④ 頭を左手で押さえながら、骨を外す
⑤ 外した骨は、皿の奥側に置く。
⑥ 下身も、頭から尾に向かって食べ進む。わたは好みで。食べないようなら、皿の端の方によけておく。
⑦ 頭と骨と尾を残して、きれいに完食!
参考資料
農林水産省:『aff』 2017年9月号
水産省:令和2年度水産白書「水産物消費の状況」
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