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大磯小学校4年生の児童は今年度、総合学習で「環境」をテーマに勉強してきました。特に同校では、単に環境というだけでなく、地域とのつながりを持つことにも取り組んでいます。
4年1組の児童が着目したのが、大磯町の黒岩・生沢を流れる川を中心とした谷戸川渓谷。ここは山あいの美しい自然が残るエリアで、昔はホタルやウナギなども生息していました。しかし、近年になってごみが捨てられたり、山林が荒れたりすることで本来の美しさが失われつつあります。「谷戸川渓谷をきれいにする会」という地域団体といっしょに環境保全に取り組もうとしたのですが、コロナ禍もあり思うような活動ができませんでした。
そこで同クラスでは、人が訪れることで美しい自然が保たれると考え、谷戸川渓谷の宣伝をすることに決めました。取り組んだことの1つが、現地で取れた竹から箸を作ること。地域の人に使ってもらい、谷戸川に興味を持ってもらうのがねらいです。手作りで完成させた箸は大磯駅前の地場屋ほっこり+oneなど、地元のお店に置いてもらいました。反応もよく、使った人から感謝の手紙が届くこともありました。
最初はほとんどの児童が谷戸川渓谷のことを知りませんでした。みなさんの周りにも、かくれた美しい自然が残る場所があるかもしれません。
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エコチル編集部
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。
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