【高知県立のいち動物公園だより】1頭のオスがハーレムを作る「カリフォルニアアシカ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
高知
動物園だより
2022.02.14

【高知県立のいち動物公園だより】1頭のオスがハーレムを作る「カリフォルニアアシカ」

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カリフォルニアアシカ

 

学名:Zalophus californianus
食肉目 アシカ科
生息地:北太平洋のカリフォルニア沿岸(北アメリカ西海岸沿岸)

カリフォルニアアシカのオスは大人になると首回りがしっかり太くなり、頭の部分がこぶのように盛り上がります。そのため、大人のオスやメスは簡単に見分けることができます。

1頭のオスがハーレムを作る

カリフォルニアアシカはほ乳類に分類され、主に魚、タコ、イカ、貝類などを食べて生活しています。大人になると、オスとメスで体のサイズが大きく異なります。体重はオスが約300kg、メスが約100kgと、オスの体重はメスの体重の約3倍にもなります。繁殖期には、1頭のオスが5頭から20頭のメスを率いる、いわゆるハーレムを作ります。また、妊娠期間はおよそ1年で、一度のお産で1頭を出産します。

現在、のいち動物公園には、オスの「ブンタ」とメス5頭の計6頭がいます。12月に大阪市天王寺動物園から新たにやって来たメスの「キュッキュ」はまだ子どもで、体は小さいですが元気に動き回っており、ただいま展示プールで過ごす練習をしています。ぜひオスやメス、大人や子どものちがいを見分けてみてくださいね。


みんなとじゃれ合う「キュッキュ」(左)

 走ることも得意!

カリフォルニアアシカの体は水中を泳ぐのに適した流線型で、水中では前ひれを前後にはばたくように動かして自由に泳ぎ、潜水能力にも優れています。のいち動物公園ではドーナツ型の展示プールを泳いで周回し、ときにはしぶきが上がるほどのダイナミックな動きを見せます。また、よく間違われる同じききゃく類のアザラシと違って陸地を走ることもできます。のいち動物公園ではお食事タイムにアジをえさとしてあたえており、水中や陸地でアジを食べる姿が見られます。このように泳ぎも走りも得意です。


陸地を器用に歩く様子

のいちニュース

国内最大級の熱帯雨林館ジャングルミュージアム

ジャングルミュージアムでは、南米や東南アジアのジャングルにすんでいる動物たちを展示しています。1日に2回、3分間で約1tの水を降らせるスコールタイムや、きりを発生させるジャングルタイムがあり、熱帯雨林気候を再現するための工夫をしています。


写真提供:高知県立のいち動物公園

高知県立のいち動物公園
〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
TEL 0887-56-3500
https://noichizoo.or.jp/

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エコチル編集部

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