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気温上昇や大雨の増加など、気候変動は私たちの生活にいろいろな影響をあたえています。身の回りではどのような変化が起きていて、今後どんな行動が必要になるのでしょうか?動画などの情報を参考にしながら、みんなで考えてみましょう。
日本の1年間の平均気温は世界の平均より高い
気象庁の統計によると、日本の1年間の平均気温は、さまざまな変動をくり返しながら上がっていて、長期的には100年あたり1・28℃の割合で上昇しています。特に1990年代からは、高温となる年が増えています。世界の1年間の平均気温(100年あたり0.73℃)と比べても、日本の1年間の平均気温は高い上昇率となっています。気温が高くなると、生態系や農作物など、私たちの身の回りの環境や普段の生活にも、変化が出てくるのです。
生活に影響をあたえる気候変動
それにともない、全国の真夏日と猛暑日の年間日数も増加しています。真夏日や猛暑日が増えれば、屋外のスポーツやレジャーを楽しめなくなるなど、日常のさまざまな行動に影響が生まれます。熱中症になる人も増えており、厚生労働省の統計によると、2010年以降は1,000人以上の死亡者数が出ている年もあるのです。
また、海面の上昇、大雨の日数の増加、桜の開花がおくれたり、雪の降る量が少なかったりと、みなさんも四季の変化の中で、気候変動を感じることがあるのではないでしょうか。
日本各地の気候変動を見てみよう
それぞれの地域で、どのような影響が起きているのでしょうか。環境省のHPでは、気象予報士が分かりやすく解説しています。
青森でイカが獲れなくなる?:青森県
イカの漁獲量では全国でトップクラスをほこる青森県。しかし、地球温暖化が漁獲量にも影響をあたえ始めています。青森県における気温の上昇や漁獲量の変化について、気象予報士の尾崎朋美さんが解説。
40℃超え?夏に危険な暑さが増加:静岡県
令和2年8月に浜松市で全国の歴代最高気温タイとなる41.1℃を記録した静岡県。静岡県における気温上昇の原因、熱中症対策等の対策やCOOL CHOICEについて、気象予報士の松浦悠真さんが紹介。
今後どうなる?気温上昇と熱中症対策:熊本県
令和2年6~9月において、人口10万人あたりの熱中症救急搬送数が全国でもトップクラスの熊本県。熱中症対策等の対策やCOOL CHOICEについて、気象予報士の内藤俊太郎さんが紹介します。
地球温暖化で紅葉の時期が変わる?:高知県
地球温暖化の影響で、秋の紅葉シーズンに変化が起きている高知県。イチョウやカエデの紅葉時期がどれくらい変化しているのか、気象予報士の宮崎由衣子さんがクイズを交えながら解説します。
気候変動の影響で、愛媛のミカンが変化?:愛媛県
温州ミカンの生産量では全国トップクラスをほこる愛媛県でも、地球温暖化の影響が出始めています。ミカンの栽培に適した気温、地球温暖化の影響など、気象予報士の津田紗矢佳さんがクイズを交えながら解説。
気候変動で増える豪雨と災害対策:岡山県、香川県
平成30年7月の西日本豪雨では大きな被害を受けた瀬戸内海地方の岡山県、香川県。瀬戸内海地方における自然災害の発生状況、気象庁のeラーニング教材や危険度分布情報サイトなどについて、気象予報士の手塚悠介さんが紹介。
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身近な気象関連情報も
さらに、環境省HPでは、私たちの身の周りに起こる気象関連情報もお届け。チェックしてみてください!
熱中症リスクが高まる今、私たちが実践できる「COOL CHOICE」
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1kg当たり3万円の高値を付けた初サンマ(写真/時事)
地球温暖化をくい止めるには、私たちのこれからの行動がとても重要になります。
豊かで暮らしやすい日々を送るために、「ゼロカーボンアクション30」を実践していきましょう!
気候変動 × スポーツ
ONE EARTH,ONE TEAM
~この地球を守る、一つのチームへ~
スポーツをするとき、私たちはたくさんの空気を吸い、気温をはだで感じ取ります。スポーツをしているときこそ、人は地球環境の変化を強く感じるのではないでしょうか。私たちがいつまでもスポーツを楽しむためにも、地球環境を守り続けることが大切です。環境省では、トップアスリートからのメッセージや、スポーツチームの取組を動画で紹介しています。ぜひご覧ください。
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監修:環境省 脱炭素ライフスタイル推進室
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。