【城山動物園だより】来園者から「大きいハムスターだ!」といわれることがある「モルモット」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
長野
動物園だより
2022.02.14

【城山動物園だより】来園者から「大きいハムスターだ!」といわれることがある「モルモット」

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今月のどうぶつ:モルモット

学名:Cavia porcellus
げっ歯目 テンジクネズミ科
生息地:原種とされるテンジクネズミは南米に生息

特徴:臆病で警戒心は強いですが、慣れるとおだやかで温和な性格を持つ動物です。

モルモットとハムスター

来園者から「大きいハムスターだ!」といわれることがあるモルモット。同じ「げっ歯類」というネズミの仲間なので似ていますが、ちがう所も多く4つのちがいを紹介します。

1つ目はサイズ。モルモットの方が大きいです。2つ目は食べ物。ハムスターは、草、植物の種・虫を食べる雑食動物です。しかし、モルモットは基本的に草食動物です。3つ目は、ほほの袋としっぽの有無と食べ方。ハムスターといえば、ほお袋とおしりにかわいらしいしっぽがありますが、モルモットにはしっぽもほお袋もありません。したがって、ハムスターのようにほほの中に食べ物をためておけません。

また、食べるときに手を使わないので、果実や野菜は食べやすい大きさに切ってあげています。4つ目は鳴き声。ハムスターは基本的に鳴きませんが、モルモットは感情表現が豊かで、さまざまな声で鳴きます。


青草を食べるモルモット

鳴き声でコミュニケーション

私たちにとって身近なモルモットですが、野生には存在しません。
モルモットは、基本的に高い声で長く鳴いているときはきげんが良く、低い声のときは何かに警戒しているときです。モルモットは人間のように言葉を使えません。そこで、私たち飼育員が鳴き声の長短・高低・行動でモルモットたちの体調や気持ちを判断しています。

現在、城山動物園では37頭のモルモットを飼育しています。全頭がいっせいに鳴くごはんどきはすごくかわいいですよ。城山動物園に見に来てくださいね。


鳴いてうったえかけるモルモット

じょうやまニュース

さるだんご

「北限のサル」と呼ばれるニホンザル。ムクムクの冬毛に厚い皮下脂肪を持ち、短いしっぽは寒さから体温を保つ効果もあります。冬の寒さに適応したニホンザルですが、寒さが厳しいときはみんなでくっつき合っておたがいに暖をとります。大人も子どももぎゅうぎゅう!「密」で「さるだんご」状態。冬のサル山の風物詩です。


写真提供:城山動物園

長野市城山動物園
〒380-0802 長野市上松2-1-19
TEL 026-233-0586
https://www.johyama.com/

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エコチル編集部

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