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チンアナゴ・ニシキアナゴ
学名:Heteroconger hassi
Gorgasia preclara
ウナギ目アナゴ科
生息地: チンアナゴ 高知県、琉球列島、インド洋、西部太平洋
ニシキアナゴ 琉球列島、フィリピン、モルディブ
潮の流れのある砂地やサンゴ礁近くの砂地に、穴をほって群れで生息しています。敵が近づくと全身を穴に引っこめてかくれるのが特徴です。沖縄美ら海水族館では、チンアナゴをさまざまな角度から観察できるように円柱水槽で展示しています。
チンアナゴ・ニシキアナゴの生態
チンアナゴやニシキアナゴは砂底に生息しています。後半身は砂に入り、頭を外に出して、潮の流れの方に頭を向け、流れてくる動物プランクトンを食べています。常に体の下部は砂に入っているため、全身を見ることはほとんどありません。チンアナゴは全長40cm程度ありますが、ニシキアナゴはチンアナゴより少し小さく、全長38cm程度です。
この2種は似ているためよくチンアナゴとひとくくりにされがちですが、チンアナゴはグレー色に黒い斑点模様、ニシキアナゴはオレンジ色と白色の2色がマダラ模様をしているちがいがあります。チンアナゴは犬のチンに似ていることからこの名前が付けられたといわれています。
はなやかな色のニシキアナゴ
表情豊かなチンアナゴたち
アナゴの仲間は夜にえさを求めて泳ぎ出す夜行性が一般的ですが、チンアナゴたちは昼間にプランクトンを食べ、夜は巣穴の中でねむる生活をしています。
またチンアナゴたちはいろいろな表情を見せてくれる生き物で、とても表情豊かです。普段はかわいらしい顔つきですが、チンアナゴ同士で威嚇し合っているときは、口を大きく開けて、ものすごく怒っているような顔になります。そんなチンアナゴたちをぜひ観察してみてくださいね。
威嚇しているチンアナゴ
美ら海ニュース
おかげさまで19周年
沖縄美ら海水族館は2021年 11月1日(月)に、「開館19周年」を迎えました。1975年に行われた「沖縄国際海洋博覧会」のときに建てられた「日本政府出展海洋生物園」という施設が沖縄美ら海水族館の始まりです。その施設は2002年8月に閉館しましたが、その隣に2002年 11月にオープンしたのが現在の沖縄美ら海水族館です。
写真提供:沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館
〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川424番地
TEL 0980-48-3748
https://churaumi.okinawa
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