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ミズクラゲ
学名:Aurelia coerulea
刺胞動物門 鉢虫綱 旗口クラゲ目 ミズクラゲ科
生息地:日本各地
ミズクラゲは一生のうち、さまざまな姿に変化します。
イソギンチャクのような形をした「ポリプ」 |
赤ちゃんクラゲ「エフィラ」 |
ミズクラゲの寿命
ほとんどのクラゲは、姿や形を変えて一生を過ごします。私達がよく目にする、水中をふわふわとただよう「クラゲの世代」、岩などにくっついて生活する「ポリプの世代」があります。
ミズクラゲの寿命は約1年です。この寿命は、クラゲの世代の寿命のことをいいます。ポリプの世代の寿命はクラゲの世代よりも長く、何年も生きます。しかし、実際に調べた人がいないのでポリプの寿命がどのくらいなのか、実はよく分かっていないのです。
「クラゲ世代」と「ポリプ世代」の変化のイメージ図
加茂水族館のミズクラゲ
加茂水族館では、大きくなったクラゲはクラゲドリームシアターで、その他はクラゲバーで展示しています。クラゲドリームシアターのミズクラゲは全て水族館生まれで、1年中展示するために大量に育てることが必要です。ミズクラゲのポリプは、水温の変化で赤ちゃんをつくるタイミングをコントロールできるので、必要なときに育てられるのですが、水流やえさの量などを工夫して大量のクラゲを育てるのには、とても苦労します。
大きくなったクラゲだでなく、ぜひミズクラゲの繁殖の仕組みも観察してみてください。
育成や清掃に苦労しながら、たくさんのクラゲを1年中展示しています
かもすいニュース
「飛島」でのクラゲ採集と調査
2021年5月から、山形県酒田市の離島「飛島」で、クラゲの採集と調査が始まりました。飛島は外洋に面していて、加茂水族館周辺の沿岸域以外では見られないクラゲが採集できるかもしれません。バードウォッチングでも有名な場所で、海も山も楽しめます。
写真提供:加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp
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