【エコチル特集】いよいよ開幕!最先端の技術にふれられる!大阪・関西万博で環境を守る技術を知ろう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
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特集
2025.04.08

【エコチル特集】いよいよ開幕!最先端の技術にふれられる!大阪・関西万博で環境を守る技術を知ろう!

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大阪・関西万博では、地球の環境を守る技術やアイデアをいっぱい知ることができるんだ。万博を通して、みんなで力を合わせて地球を守ることについて考えてみよう。

万博は世界中の技術・文化を展示する博覧会

4月から、みんなの住んでいる大阪で大阪・関西万博が開催されるのは知っているかな。大阪市の夢洲で、4月13日(日)から10月13日(月・祝)まで開催されるよ。

万博は、世界中からたくさんの人や物が集まるイベントで、世界中の国々が、自分たちがほこる技術や文化を展示する博覧会なんだ。大阪・関西万博では、約160の国や地域の技術や文化にふれることができるよ。

地球を守る最新技術を見て体験して学べる!

万博には、毎回テーマがあって、大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。世界中の1人1人が、「幸せな生き方とは何か?」を考えて、すべての人が幸せに生きることができる「いのち輝く未来社会」についてみんなで考える万博なんだ。

テーマに深く関係あるのがSDGs!大阪・関西万博には、地球に優しいエコな取組がたくさんあって、環境を守るための技術もたくさん使われているんだ。さらに、開発や実験をしている最中の最先端の技術にもふれることができるよ。例えば、エネルギーになるときに二酸化炭素が発生しない、水素で動く水素燃料電池船や、電気で動く上に自動運転で走るバスなどがあって、見たり乗ったりできるんだ。

「自分が変わるだけで何か変わるのかな?」なんて思うかもしれないけれど、日本中、そして世界中の人が力を合わせて、地球の未来を守るために取組んで、実際に変えられたこともたくさんあるんだ。みんなも大阪・関西万博で地球を守る技術にふれて、自分にできることは何か考えてみよう!

大阪・関西万博を知るためのキーワード

万博って何?

世界中からたくさんの人や物が集まるイベント。地球で起きている、いろいろな問題に取組むために世界中の知恵や技術が集まるんだ。実はアジアで最初に開催されたのは日本!1970年に大阪万博(EXPO‘70)が開催されたよ。

過去に万博で新しい技術として展示されたもの

★エレベーター(1853年ニューヨーク万博)
★電話(1876年フィラデルフィア万博)
★ワイヤレステレホン、電気自動車、動く歩道(1970年大阪万博)

大阪・関西万博のテーマ

「いのち輝く未来社会のデザイン」

【大阪・関西万博 開催概要】
[期間]
4/13(日)>> 10/13(月・祝)
[場所]
大阪 夢洲

>>> https://www.expo2025.or.jp/

みんなの力で地球は守れる! 環境を守るために行われている取組を知ろう

大阪・関西万博では、地球を守るための新しい技術がたくさん体感できるんだ。
これまで地球の環境を良くするために日本中、世界中の人々が協力してきた例を見てみよう。

【生き物にとって欠かせない!オゾン層を守る取組】

[オゾン層って何?]
地球をおおっている層で、太陽の光にふくまれる有害な紫外線の大部分を吸収して、地球上の生き物を守ってくれているよ。

[何が問題?]
1980年代に、冷蔵庫やエアコンの冷たい空気をつくることなどのために、たくさん使われていた化学物質のフロンなどが原因で、オゾン層の破壊がかなり進んでしまったよ。オゾンの量が減ると地上に届く紫外線が増えて、皮膚がんなどの病気が増え、生態系に悪影響が出てしまうんだ。

[どう対策した?]
世界で協力してオゾン層を守ろうと決めて、オゾン層をこわす物質の生産や消費が世界的に規制されたよ。

[今は?]
オゾン層の破壊は、1990年代半ばをピークにだんだん回復していて、2050年ごろには、1980年くらいのレベルまで回復すると考えられているよ。

【1人1人の努力が大切!ダイオキシン類を減らす取組】

[ダイオキシン類って何?]
主にごみを燃やすと発生する有毒な化学物質で、とても強い毒性を持つものもあるんだ。

[何が問題?]
大量に体の中に入ると、さまざまな病気の原因になると考えられているよ。

[どう対策した?]
世界中で排出量が規制され、日本では1997年に焼却施設のえんとつなどから出るダイオキシン類の量を規制する法律ができたよ。また、ごみの量を減らし、再利用やごみの分別・リサイクルに取組んできたんだ。

[今は?]
新しい技術やごみを減らす取組のおかげで、日本では1997年に比べて99%以上減らすことができたんだ(2021年時点)。
でも、これからもごみを減らす努力が大切だよ。

地球を守るヒントがいっぱい! 楽しみながら学んじゃおう!
大阪・関西万博で見られる環境を守る最新技術

フィルム型ペロブスカイト太陽電池

新しい種類の太陽電池として注目されているよ。これまでのものに比べて、軽くて曲げやすいから、いろいろな所に使えるのが特長! 万博では、夢洲第一交通ターミナルのバス停の屋根に使われて、夜のLED照明用の電力として使われる予定だよ。

提供:積水化学工業

帯水層蓄熱設備

冬に地下水を冷やしておいて、夏に建物の冷房に使うんだ。いくつかの場所で実用化され始めていて、大阪市もその1つ。万博をきっかけに、日本でもっと使われるようになることが期待されているんだ。

参照:大阪市環境局、在大阪オランダ王国総領事館資料

DAC(直接空気回収技術)

大気中の二酸化炭素を回収する装置のことで、地球温暖化対策の革新的な技術として世界中で注目されているよ。万博では、実証実験中のDACプラントを見学できたり、実際の試験を見られたり、展示で仕組みを知ったりできるよ。

提供:RITE(NEDO委託事業)

二酸化炭素を吸収してつくった道路

会場内には、世界に例の少ない、二酸化炭素を吸収する材料を使ってつくる道路があって、実際に歩くことができるよ。展示ブースの実験コーナーでは、道路の材料が二酸化炭素を吸収する様子も学べるんだ。

メタネーション

二酸化炭素と水素から、都市ガスの主成分であるメタンをつくる技術だよ。万博では、会場内で出る生ごみからつくったバイオガスにふくまれる二酸化炭素やDACを使って大気から回収される二酸化炭素と、再生可能エネルギーを使ってつくられた水素を使ってメタンをつくる実験をするよ。つくられたメタンは会場内で使われる予定なんだ。

提供:大阪ガス(環境省委託事業)

他に建物の資源を無駄にしない取組もしているよ!

>>> リーン万博についてくわしくはこちら

「行こうよ!万博へ!」新しい技術を見に行こう!

大阪府に住む子どもたちに万博の入場券をプレゼントしているよ。

小学校で万博に行く子たちも、住んでいる市町村によっては、追加でチケットがもらえるからチェックしてみてね。

※先着順ではありませんが、入場券の入手後は来場予約などが必要なため、お早めに申請ください。

申請受付中!9/30(火)まで
>>> 対象や申請方法などくわしくはこちら

 


監修:(公社)2025年日本国際博覧会協会、大阪府・大阪市万博推進局、大阪府環境農林水産部、大阪府福祉部

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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