
目次 [非表示]
今月のどうぶつ:アジアゾウ
学名:Elephas maximus
長鼻目 ゾウ科
生息地:インドから東南アジア、中国南部の森林
ひづめをけずって、のび過ぎを防止。ゾウの健康管理は、フェンスごしに係員の安全を確保しながら行います。
繁殖プロジェクト順調に進行中!
2022年8月号・2024年1月号でも紹介して来たアジアゾウ。当園では生息地のラオスと共同で、2013年から繁殖に取り組んでいます。 1979年にマレーシア国王から寄贈された「美都」と2014年にラオスから来園した若い4頭。これまでは5頭が同じグラウンドで過ごしていた時期もありましたが、現在は、繁殖を目指しているオスの「秋都トンカム」とメスの「冬美トンクン」「夏美ブンニュン」の3頭を同居させることが多くなっています。秋都トンカムが2頭のメスに交尾の姿勢をとることもあり、繁殖のチャンスがあると見られます。
交尾の姿勢をとることも
繁殖と長寿のために大切な健康管理
健康管理に重要な採血は、ホルモンを測定することでメスの妊娠しやすい時期を推定することもできます。採血の針をさされるのが苦手だった夏美ブンニュンも、根気よくハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)を続け、約1年半ぶりに採血に成功しました。秋都トンカムは一昨年の夏から定期的に体調不良になりましたが、治療や休養をして、現在は元気に過ごしています。
若いゾウの繁殖とあわせて、今後は高齢になっていく美都のケアにも力を入れていく必要があります。これまで体重計に乗ることをこわがっていた美都ですが、トレーニングを続けて体重測定ができるようになりました。
体重計に乗る美都
きょうとニュース
10代目アニマル園長決定!
毎年2〜3月に園内で選挙を行い、その年のアニマル園長を選出しています。今年は巳年にちなんで5種のヘビが出蛇し、来園者に投票していただきました。その結果、今年度のアニマル園長は、ミドリニシキヘビの「ポール」に決まりました!これから1年間、広報活動などで活躍しますのでご注目ください!
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。