【鶴岡市立加茂水族館だより】声も体も大きい「カリフォルニアアシカ」｜地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア

今月のどうぶつ：カリフォルニアアシカ

学名 : Zalophus californianus
哺乳類食肉目　アシカ科
生息地：北アメリカ西海岸など

ゴマフアザラシやカリフォルニアアシカのヒゲや毛、つめを手に取って観察できるコーナーがあります。

声も体も大きい

小さな耳とたくさんのヒゲがチャームポイントのカリフォルニアアシカは、大きな声で他のアシカとコミュニケーションを取るときに、ライオンのような鳴き声を出すことから英語で「sea lion」と呼ばれています。オスのアシカは、成長すると体長2ｍ、体重が200㎏～300㎏ほどまで大きくなります。メスのアシカは体長1.8ｍ、体重が100㎏ほどです。

オスとメスを体の大きさで見分けることができますが、もう1つの見分けのポイントがあります。額にあるコブです。オスのアシカは、成長すると額にコブが出てきますが、メスには出てきません。

当館で暮らすコア。額にオスの特徴のコブ

生え変わる毛

アシカは、見た目では毛がないように見えますが、たくさんの毛でおおわれています。毛並みに沿ってさわるとツルンとしているようですが、逆なでてさわるとザラザラした感触になります。

毎年8月から11月にかけて毛が生え変わる「換毛期」と呼ばれる時期があります。毛は数週間かけてゆっくりと生え変わるため、たくさんの体力を使います。また、新しい毛と古い毛の色がちがうため、まだら模様になっていることがあります。この時期になると陸場で休んでいることが多くなり、体の様子を近くで観察することができるかもしれません。