【食育特集】よくかんで味わって食べよう|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
食育特集
2025.03.10

【食育特集】よくかんで味わって食べよう

目次 [非表示]

食べ物をよくかんで味わいながら食べると、良いことがいっぱいあるよ。かむことと健康との関係や、よくかむためのポイントなどを いっしょに見てみよう。

一口30回かんで食べよう!!

みんなは、いつも食べ物をよくかんで、味わって食べているかな?カレーやハンバーグ、ファストフードやめん類などの、やわらかい食べ物ばかりを好んで食べていないかな?令和4年札幌市健康・栄養調査結果では、市民の約50%の人がよくかんで食べていないという結果が出ているよ。

食事のときは、「一口30回かむ」ように心がけるといいんだって。実は、よくかむことが健康に深く関わっていて、次のような効果があるよ。
①食欲がおさえられ、肥満予防になる。(よくかむと脳は少量でも満腹感を感じやすくなる。)
②自然と増える唾液によって、虫歯予防になる。(唾液により口内のよごれが洗い流される。)
③あごの成長を助ける。(永久歯が生えるための十分なスペースをつくる。)

よくかむ習慣を身に付けるには?

かむことが大切なこととは分かっていても、食事のときに毎回一口30回かむのはなかなか大変だね。特にかみ応えの無い物はすぐに飲みこんでしまうので、自然にかむ回数が増えるよう、かみ応えのある食べ物を選んだり、食材を大きめに切るなど調理方法を工夫したりするといいよ。

かみ応えのある食べ物

食物繊維の多い食品
ゴボウ・サツマイモ・レンコンなどの根菜類、オクラ・ブロッコリー・ニラなどの野菜、いり大豆・水煮ひよこ豆などの豆類、シメジ・エリンギなどのキノコ類など

弾力のある食品
肉、イカ、タコ、こんにゃくなど

よくかむために注意すること

かんでいる途中に、飲み物を飲まない
かんでいる途中に飲み物を飲むと、よくかめていない食べ物まで流しこんでしまう。しっかりとかみ終えて食べ物を飲みこんでから水やお茶などを飲もう。

ながら食べをしない
テレビなどを見ながら食事をすると、食事に集中できず無意識のうちにかむ回数が減り、早食いしやすくなる。ながら食べをせず、食べ物をかむことに集中しよう。

※顎関節症や歯列矯正中の方は歯科医師にご相談の上、注意してください。

参考資料
>>> 農林水産省「ゆっくりよく噛んで食べていますか?」
>>> 札幌市「令和4年札幌市健康・栄養調査結果」 
>>> 中央区「まいにちかまさる」


情報提供
札幌市ウェルネス推進部

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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