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清掃工場でごみが燃やされると、燃えかすが残るよ。それらは資源として再利用されたり、うめ立てられたりするんだ。今回は、一般廃棄物最終処分場「シゲンジャーパーク」の働きを見てみよう!
相模原市の最終処分場「シゲンジャーパーク」
エコチル2月号では清掃工場について紹介したよ。読んでくれたかな? みんなの家から出た一般ごみは収集車で清掃工場へ運ばれ、焼却されるよ。ごみを燃やす過程で鉄やアルミを回収してリサイクルしたり、灰を溶かしてスラグを作ったりしているよ。スラグは道路の材料などに活用できるんだ。そして、灰などは一般廃棄物最終処分場へ運ばれ、うめ立てられるよ。
相模原市の一般廃棄物最終処分場は「シゲンジャーパーク」という愛称が付いているよ。
できる限り長く最終処分場を使うために
シゲンジャーパークには1日に10tトラック約10台分の灰などが運びこまれるよ。それらはショベルカーで平らになるようにうめ立てられるんだ。うめ立て地の横には浸出水処理施設があり、雨などで処分場内にたまる水を下水道へ流すために処理しているんだ。
シゲンジャーパークの第1期整備地は平成20年にうめ立てが終了。平成26年からノジマメガソーラーパークの利用がスタートし、太陽光発電で脱炭素社会に貢献しているよ。現在、うめ立て中の第2期整備地では、さまざまな安全対策を実施しながらうめ立て作業が行われているんだ。
令和19年度ごろには第2期整備地のうめ立てが完了する予定で、新しい最終処分場が必要になるんだ。シゲンジャーパークをできる限り長く使うために、みんなでごみの減量化、資源化に取り組んでいこう!
シゲンジャーパークの過去・今・未来
【過去】
[第1期整備地]
昭和54年 うめ立て開始
平成20年 うめ立て終了
平成26年 ノジマメガソーラーパーク利用開始
[第2期整備地]
平成20年 うめ立て開始
当初の計画では令和14年まで利用予定
【今】
令和4年度から、うめ立て容量を増やす工事を実施し、令和19年度の途中まで 利用できる予定。 施設を長持ちさせるには、ごみを減らすことが必要!資源として活用できるものは 分別しよう。
【未来】
令和19年度ごろまでに、新しい最終処分場が必要。処分場は、市民のみんなが住みやすい 環境を作るために必要不可欠なもの。みんなでごみを減らすために協力しよう!
シゲンジャーパークってどんなところ?
太陽の光で自然に優しい街を実現!
ノジマメガソーラーパーク(さがみはら太陽光発電所)
シゲンジャーパークの第1期整備地は、メガソーラーが導入され、太陽光発電で再生可能エネルギーをつくっているよ。相模原市と株式会社ノジマが協働している事業なんだ。
【太陽光発電の仕組】
太陽電池は、太陽の光エネルギーを吸収して直接電気に変えるエネルギー変換器。シリコンなどの半導体で作られており、この半導体に光が当たると発電するよ。
【クリーンなエネルギー】
化石燃料と比べると、太陽光・風力・水力などの再生可能エネルギーは、二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー。地球温暖化問題の解決のため、普及が期待されているよ。
【良いところ】
- 発電時に二酸化炭素をほとんど発生しない。
- 化石燃料を使わないから、燃料が無くなることがない。
- 設備の故障が少ない。
- 一般の家庭でも取り入れることができる。
- 非常時にも電力の確保ができる。
【悪いところ】
- 天候に左右されやすく、夜は発電しない。
- 多くの電力を得るには広い面積が必要。
シゲンジャーパーク見学会
解説を聞きながら、実際にシゲンジャーパークを見学し、処分場について学ぶことができるよ。次は令和7年5月に開催予定。相模原市HPや広報さがみはらで募集するので、ぜひ応募してね。
監修:相模原市清掃施設課

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。