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今月のどうぶつ:スマトラトラ
学名:Panthera tigris sumatrae
分類:食肉目 ネコ科
生息地:インドネシアのスマトラ島
オスは、ほおの毛や首筋の体毛が長いのが特徴のスマトラトラ。ライオン程ではないけど、タテガミの様に見えませんか?
最も小さなトラ
スマトラトラは、インドネシアのスマトラ島に生息し、野生での生息数は300~400頭程度といわれています。現存するトラの中では最も南に分布し、最も小型の亜種で、ゆいいつ島に生息しています。ズーラシアで飼育しているトラの体重はオスで約110~120㎏、メスでは約80~100㎏程です。
2021年12月現在、国内7カ所の動物園において、18頭が飼育されており、ズーラシアには4頭が飼育されています。
ズーラシアでは多くの個体が、ガラスビュー前や、その近くの日なたで休んでいることが多いです。2019年に生まれ、飼育員の手で育てられたムジュは、ガラスにくっつくようにしていることが多いです。目の前でその大きさ等を実感できるかと思います。
ガラスの前で休むムジュ
アジアの王者
トラはアジアにのみ生息し、その数は全ての亜種(スマトラトラも1つの亜種)を合計しても4,000頭程といわれています。20世紀初頭には10万頭いたと考えられていますが、わずか100年余りで、その9割以上が姿を消したのです。その原因は私たち人間が関わっています。今年は「寅(トラ)」年。野生のトラたちにも思いをはせるには良いきっかけとなるかと思います。
美しさとたけだけしさをかね備えた、トラ。かれらがいつまでも、私たちといっしょに地球上で暮らしていけるよう、できることを考え、実行してくださいね!
近くでキバをむかれると迫力満点
ズーラシアニュース
干支展とらづくし
ズーラシアで飼育しているスマトラトラにまつわるパネル展を行います。野生のトラの情報から、飼育環境まで掲示しているので、展示を見れば、トラ博士になれるかも? トラのひげやつめなども展示しています。また、スマトラトラの飼育員が撮影した写真展も行います。ホッキョクグマの水中ビューにて2月28日(月)まで実施しています。
写真提供:よこはま動物園ズーラシア
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