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私たちの生活のさまざまな場面で使用されているプラスチック。とても便利ですが、きちんと捨てられなかったプラスチックごみが海に流れ出て、海の生き物たちに深刻な影響をあたえていることを知っていますか?今回は、海洋プラスチック問題について、いっしょに 考えましょう。
知っていますか?海洋プラスチック問題
ペットボトルや日用品、おもちゃなど、私たちは毎日の生活でさまざまなプラスチック製品を使っています。ポイ捨てされるなど、不適切に処分されたプラスチックが大量に海に流れ出し、海の環境をよごしたり、生き物たちに深刻な影響をあたえたりしています。このままの状況が続けば、令和32年には海のプラスチックごみが魚の量を上回るという予測もされています。
クジラをはじめ、ウミガメやイルカ、海鳥などが、海にただよっているビニール袋などのプラスチックを食べたり、プラスチック製の袋やあみが体にからんで、死んでしまったり傷ついてしまったりする例が、国内外で数多く報告されています。海の生き物たちは、ただようビニール袋をえさとまちがえて食べてしまうのです。また、プラスチックごみが小さな破片になった「マイクロプラスチック」を、魚や貝などが食べてしまう例も確認されています。
どうしてごみが海に流れてしまうの?
海に流れこむプラスチックごみは、年間500万から1300万tともいわれ、プラスチックは自然分解されないので、ずっと海に残ります。プラスチックは、軽くて丈夫で持ち運びしやすく、いろいろな製品に加工しやすい便利な物です。しかし、それらがポイ捨てされたり、外に放置されたりすると、雨や風によって河川に入り、海に流れ出てしまうのです。そして、潮の流れや風によって遠くまで運ばれたり、水面や水中をただよったり、海底にしずんだりしています。
海洋プラスチックごみを減らすためには、私たちが使い終わったプラスチック製品をきちんと分別して捨てることがカギとなります。プラスチックの3Rを進め、プラスチックをかしこく利用しながら、海洋プラスチックごみを減らしていきましょう!
図1
海のプラスチックごみはどこから来るの?
ポイ捨て屋外に放置されたプラスチックごみが散乱
雨や風によって、 川へ流れて海へ
漂着ごみ
海岸に打ち上げられたごみ。大きな木や海藻に混ざって生活ごみや漁具などが漂着している。
漂流ごみ
水面や水中にうかんでいるごみ。風や海流、潮流によって遠くまで運ばれることもある。
海底ごみ
海底にしずんでしまったごみ。漁具やかん、びんだけでなく、レジ袋などもしずんでいる。
ごみが漂着した海岸(平成29年1月、東シナ海沿岸)
図2
3Rに取り組もう!
海洋プラスチックごみを減らすためには、私たちがプラスチックをかしこく使い、正しく捨てることが大切です。きれいな海と生態系を守るために、3R(Reduce、Reuse、Recycle)を推進していきましょう!
Reduce リデュース
ごみの発生、資源の消費をもとから減らすこと
Reuse リユース
くり返し使うこと
Recycle リサイクル
資源として再び利用すること
監修:環境省 水・大気環境局 海洋環境課(海洋プラスチック汚染対策室)

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