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街を走る乗用車やバス、トラック、消防車。みんなの周りにはたくさんのクルマがあるよね。 実はそのほとんどがリサイクルされているって知っているかな。みんなでクルマのリサイクルについて学ぼう!
私たちの周りでは、たくさんのクルマが使われているよね。でもクルマはずっと使い続けられるわけじゃない。使い終わったクルマについて、みんなは考えたことはあるかな。実は、使い終わったクルマは、いろいろな形でリサイクルされているんだ。今回は、環境を考えて造られ、大切に使われたクルマが、使い終わった後、どのように資源に生まれ変わるかを紹介するよ。
クルマのリサイクルの流れを見てみよう!
[生産工場]
環境に優しいクルマ造り
クルマは、環境にあまり負担をかけないよう工夫して造られているよ。鉄などのリサイクルしやすい金属や木よりも成長の速い竹など、環境に優しい資源が積極的に使われているんだ。他にも、環境への負荷が少ない交換用パーツを使ったり、工場内で出たゴミを徹底的に分別したりしているよ。
[自動車販売店]
環境を守るためのリサイクル料金
クルマを買う人はみんな「リサイクル料金」をはらうんだ。これは、使い終わったクルマを適切に処理するための費用として使われるよ。また、販売店にはクルマを売るだけでなく、整備する工場もあって、長く乗るために欠かせない点検や修理もしてもらえるよ。
[整備工場]
長く乗るために欠かせないメンテナンス
クルマを少しでも長く安全に使うためには、定期的に点検・整備してもらうのがとても大切! 国家資格を持つ整備士さんが、クルマの状態をしっかり確認して、不具合があったら修理してくれるんだ。部品交換に「リサイクル部品」を使えば、ゴミを減らして環境を保護することにもつながるよね。
[オークション会場]
使い終わってもまだ使えるクルマはリユース※!
持ち主が使わなくなって手放したクルマも、次に使いたい人がいれば、捨てずに済むよね。中古車オークション会場では、出品される中古車の見た目や中身を、しっかりていねいに検査しているんだ。みんなが安心して取引できれば、次の持ち主が決まって、クルマを長く使い続けることができるよ。
※一度使用したものをくり返し使うこと
[解体工場]
使い終わったクルマは地球に優しく安全に解体!
クルマを解体するとき、まずフロンガスとエアバッグ、残った燃料を回収するんだ。これは環境に悪い影響をあたえたり、作業する人がけがをしたりしないようにするためで、「リサイクル料金」を使って処理されるよ。その後まだ使える部品があれば取り外して、「リサイクル部品」として販売するんだ。
[破砕工場]
最後まで無駄なくしっかり資源に!
解体工場で残った骨組み部分は、巨大な機械でくだいて小さな破片にするよ。その後、機械を使って資源の種類ごとに分別していくんだ。機械では種類が判別できないアルミや銅は人の目で見て仕分け! 最後に残ったプラスチックやゴムなどの破片は、燃料として使われたり、コンクリートに混ぜて道路を舗装する材料として使われたりしているよ。
>>> クルマのリサイクル

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。