【エコチル特集】達成目標の2030年まであと5年!SDGsについてもっとくわしくなろう|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
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2025.03.03

【エコチル特集】達成目標の2030年まであと5年!SDGsについてもっとくわしくなろう

目次 [非表示]

学校でもテレビでもよく耳にするようになった「SDGs」。日本でもほとんどの人が知っている言葉になったけれど、みんなはどのくらい分かっているかな。今回は、何でSDGsが大切なのか、何ができるかしっかり考えてみよう。

持続可能な開発目標って何?

エコチルでは、毎号環境に関することをいろいろと紹介しているけれど、「SDGs」という言葉がよく出てくることに気が付いているかな。

SDGsとは、「持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals)」の略で、持続可能な世界を実現するために、2030年までに世界中のみんなで達成すべき目標だよ。

持続可能とは、ずっと続けられる、ということ。開発とは、問題を解決して豊かな暮らしをつくる、ということ。つまり、みんなが地球で安心して暮らし続けることができるように、すべきことという意味なんだ。

知ること考えることが 大切な一歩!

でも何でそんな目標を立てなければいけないんだろう。それは、今のままでは、人間が安心して地球で暮らし続けることができなくなってしまう恐れがあるから。みんなもよく知っている地球温暖化やごみ問題、それに生き物の絶滅など、さまざまな環境問題に加えて、貧困、紛争、感染症など、世界ではたくさんの問題が起きていて、このままの生活を続けたら地球の環境がどんどん悪くなってしまうんだ。みんながこの地球に暮らし続け、未来の人たちが安心して暮らせる社会を作るためには、世界中の1人1人が、できることを1つ1つやっていくことが大切だよ。

まずは問題に気が付くことが大切! 身の回りのことでもニュースで知る世界のことでも、今どんな問題が起きているか興味を持ってみよう。問題に気が付けたら、その問題についてよく調べて、自分にできることがあるか考えてみよう。1人の力は小さくても、1人1人が知って、気付いて、行動することが大切! みんなで協力して世界を変える大きな力にしよう。

まずは知ること、気が付くことから!
楽しくSDGsについて学ぼう

大阪市には、楽しみながらSDGsを学べる施設がたくさん あるんだ。その中から今回は2つの施設を紹介するよ。

【クラフトパークで物作りをして考えよう】

大阪工芸の発信基地であり、日本で唯一の総合工芸施設「クラフトパーク」。クラフトパークでは、大きな家具を作るときに出る端材を利用した体験があったり、金工工房や吹きガラス工房では一度使用したものを原料として再利用していたり、物作りを通してSDGsについて学べるよ。

【作って学ぼう!こどもクラフト体験教室】

こどもの日限定体験で、物作りを楽しく学びながら自分だけのオリジナル作品を作れるよ。自分で作った作品を使って、物を「つくる責任つかう責任」を考えよう!
※低学年から対象

【開催場所
大阪市立クラフトパーク

【開催日】
5月5日(月・祝)
・午前の部 10:00~12:30
・午後の部 14:00~16:30

※参加には事前申込が必要です。3月1日より電話、窓口にて受付開始。

大阪市立クラフトパーク
・住所:大阪市平野区長吉六反1-8-44

・受付時間:9:30~17:00
・休館日:火曜日・年末年始
・電話:06-4302‐9210

>>> 大阪市立クラフトパーク

【大阪市立浪速図書館で本を読んで学ぼう!】

浪速図書館では2023年4月から、SDGsの17の目標に合わせた子ども向けの本を、2カ月ずつ特集して展示しているよ。絵本、図鑑、児童書、小説…気になるものを借りて読んでみよう。

※来年の2月まで実施予定

大阪市立浪速図書館
・住所:大阪市浪速区敷津西1-5-23

・開館時間:火曜から金曜10:00~19:00/土曜、日曜、祝・休日10:00~17:00
※第3木曜日は休館、正確な休館日はHPの開館カレンダーをご覧ください。
・電話:06-6632‐4946

>>> 大阪市立浪速図書館

どのくらい覚えているかな?
エコチルSDGsクイズ

エコチルでは、2024年もSDGsに関係することをたくさん紹介してきたよ。クイズで振り返ってみよう! どのくらい覚えているかチャレンジしてみてね。

Q1. 太陽光発電で今注目されている新しい太陽電池の名前は?

A. シリコン
B. ペロブスカイト
C. ダリウス

Q2. 6月5日は何の日?

A. 地球を大切にする「世界環境デー」
B. 1日静かに過ごす「無言デー」
C. ロックで盛り上がる「ロックGOデー」

Q3. 大阪市の下水処理を助けてくれている生き物は?

A. ねずみ
B. さかな
C. 微生物

Q4. 食品ロスって何のこと?

A. 食べ物が恋しくて仕方なくなること
B. まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のこと
C. おかわりをたくさんしておなかいっぱいになること

Q5. ポイ捨てすると起きる悪いことは?

A. まちがきたなくなる
B. リサイクルできるものが無駄になる
C. 海のプラスチックごみが増える

Q1.答え B

昔からよく見る、黒くて大きなパネルがシリコン型。今注目のペロブスカイト太陽電池は、今までの物に対して軽くてやわらかいのが特徴で、使える場所が増えるんだ。大阪・関西万博のバス停の屋根にも使われているよ。ぜひ注目してみてね。

[掲載号]2024年4月号

Q2.答え A

6月5日は世界中で地球環境について考える「世界環境デー」だよ。日本では6月5日を「環境の日」、6月を「環境月間」として全国各地で環境に関するイベントがたくさん行われるんだ。6月はいつも以上に環境のことを意識して過ごしてみよう。

[掲載号]2024年6月号

Q3.答え C

大阪市の下水処理場では、たくさんの微生物の力を借りて、水をきれいにしているんだ。ちなみに微生物たちは油が苦手!なるべく油を水に流さないよう気を付けてね。

[掲載号]2024年9月号

Q4.答え B

食べ残しや売れ残り、期限が近いなど、さまざまな理由で、まだ食べられるのに捨てられている食べ物のことだよ。日本では1年間に472万tも捨てられているんだ。国民1人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分捨てていることに…。みんなは減らせているかな? 意識してみてね。

[掲載号]2024年10月号

Q5.答え 全部

ポイ捨ては環境に悪いことだらけ! ポイ捨てされる物の約半分が空きかんとペットボトルで、リサイクルできる資源を無駄にしているんだ。そして海のプラスチックごみの8割以上が、陸上からの物。 絶対にしないようにしようね。

[掲載号]2024年12月号

みんなはどのくらい覚えていたかな?
エコチルは、最新号だけでなく、バックナンバーもいつでも見られるから、ぜひ振り返ってみてね!

>>> バックナンバーはこちらから

 


監修:大阪市環境局

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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