【鶴岡市立加茂水族館だより】ウミヘビだけどヘビにあらず「ホタテウミヘビ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
山形
動物園だより
2025.02.10

【鶴岡市立加茂水族館だより】ウミヘビだけどヘビにあらず「ホタテウミヘビ」

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今月のどうぶつ:ホタテウミヘビ

学名 : Ophichthus zophistius
ウナギ目 ウミヘビ科
生息地:本州以南


水槽をにょろにょろと自由に泳ぐホタテウミへビ

ウミヘビだけどヘビにあらず

にょろにょろと細長い体が特徴的なホタテウミヘビ。体の長さは最大で1mほどになります。その姿はまさしくヘビを思わせますが、ホタテウミヘビはヘビのようなは爬虫類ではなく、魚類の仲間です。

ウミヘビと名前が付く生き物には、は爬虫類の仲間のものと魚類の仲間のものがいます。爬虫類のウミヘビは陸上のヘビと同じようにかたいうろこでおおわれており、肺で呼吸をしているため、ときどき水面から顔を出す必要があります。魚類のウミヘビはエラで呼吸するため、水面に出る必要がなく、他の魚と同じようにひれを持ちます。ややこしいですね。

ウミヘビと聞くと毒を持っているとイメージする人もいるかもしれませんが、毒を持っているのは、爬虫類のウミヘビです。ホタテウミヘビのような魚類のウミヘビには基本的に毒はありません。

なが~~い

砂から出たり入ったり

さて、そんなホタテウミヘビですが、自然界では砂から顔だけ出して様子をうかがっていることが多いです。水族館では安心してしまっているのか、全身を出していることの方が多いですが、たまに砂から顔を出したり、逆に砂の中に顔をつっこんでおびれだけ出したりしています。石の下の砂に体を入れていてお客さんに「石が乗っかってつぶされている!」と思われてしまったこともありました。大丈夫ですよ!

砂にもぐったり、砂の上でじっとしたり

かもすいニュース

令和6年12月1日(日)から令和7年2月28日(金)まで、加茂水族館では小・中学生の入館料が無料になるキャンペーンを行っています。冬の加茂水族館は空いていてクラゲや魚をのんびり、じっくり観察することができます。家族連れも、小中学生のグループも大歓迎です!この機会にぜひ気軽に加茂水族館に遊びに来てください。


写真提供:加茂水族館

鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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