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今回の巻頭特集では、今年の4月から横浜市全域で実施される、新しいプラスチックごみの出し方について見ていくよ。なぜ、プラスチックごみの出し方が変わるのかな? 実は、大きな理由があったんだ!
プラスチックごみの出し方が変わる理由
今年の4月から、横浜市全域でプラスチックごみの出し方が変わるよ(一部の地域では昨年の10月より変更)。なぜ今、変わるのかな? 実は、地球温暖化が大きく関係しているんだ。
横浜では、最高気温が35℃以上となる猛暑日の年間日数が観測史上最多を更新しただけでなく、雨の降らない日が増えた一方で、雨が降ったら降ったで、1時間降水量が50㎜以上という、たきのように降る雨が増えるなど、地球温暖化の影響でさまざまな気候変動が引き起こされているよ。
このまま地球温暖化対策を何もしないままでいると、海の水が増えて陸地が減少、干ばつによる食料危機、伝染病の増加など、さまざまな影響があると考えられているんだ。そこで大切になってくるのが、地球温暖化の原因といわれている温室効果ガスの1つである、CO²を減らすこと!
リサイクルして、CO₂の量を減らそう!
ごみを処理する過程で発生するCO₂は、プラスチックなど石油由来のごみの焼却処理によるものが約9割をしめているんだ。
つまり、プラスチックごみを燃やすと、CO₂などの温室効果ガスが大量に発生するということ。だから、燃やすごみからプラスチックごみを減らすのが大切! これまで燃やすごみとして回収されていたプラスチックのみでできた製品を、プラスチック製容器包装といっしょに「プラスチック資源」として回収し、リサイクルされることになったんだ。
最初は迷うことが多いかもしれないけれど、地球温暖化をこれ以上進行させないよう、みんなでがんばっていこうね!
横浜市のごみ処理に伴い発生する CO₂の内訳
2024年は暑かった!! 約30年前と比べて、 暑い日がかなり増えているよ!!
(横浜地方気象台)
参考 : 横浜市「プラスチックごみの出し方が変わります」https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/gomi-recycle/gomi/puragomi-2024.html
新たな分別品目「プラスチック資源」を知ろう!
どのような物が燃やすごみから「プラスチック資源」になるのか、要チェック!!
プラスチック製容器包装とは?
おかしのふくろやペットボトルのキャップなど、プラスチックでできた容器や包装は「プラスチック製容器包装」とよばれているよ。
マークが目印でこれまでは「プラスチック製容器包装」の日に出していたものだよ。
プラスチック製品とは?
おもちゃや文房具など、プラスチックのみでできた製品は「プラスチック製品」というよ。これまでは「燃やすごみ」の日に出していたよ。
2025年4月から、横浜市では、さらにリサイクルにつなげていけるように、「プラスチック製容器包装」と「プラスチック製品」をまとめて 「プラスチック資源」としていっしょに出すことができるようになったよ!
プラスチックごみについて
クイズで学ぼう!
プラスチックごみに関するクイズだよ。 正しいと思う記号に○を付けてね。みんな、どれだけ分かるかな?
(1)プラスチック資源に入らないものはどれかな?
(a) ペットボトルのキャップとラベル
(b) プラスチックでできた虫かご
(c) 一部金属が使われているプラスチックの洗濯ばさみ
(2)よごれが付いたプラスチック資源を出す前に、何をする必要があるかな?
(a) そのまま出す
(b) 軽くすすぐかよごれをふき取る
(c) 他のごみといっしょにする
(3)プラスチック資源は、どのようにして出せば良い?
(a) プラスチック製容器包装とプラスチック製品を 1つの袋にまとめて出す
(b) プラスチック製容器包装とプラスチック製品を 別々の袋で出す
(c) どちらでもよい
正解は、(1)が(c)、(2)が(b)、(3)が(c)だよ! これからも、正しくプラスチックごみを分けて、たくさんリサイクルにつなげていこう!
ごみの分別にまよったら、「MIctionary」で調べよう!
ごみの分け方・出し方でまよったときは、ごみ分別検索システム「MIctionary」で検索できるよ。プラスチックごみの出し方も教えてくれるから、ぜひ活用してね!
監修:横浜市資源循環局
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。