【大島公園動物園だより】繁殖に向けて「レッサーパンダ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2025.02.03

【大島公園動物園だより】繁殖に向けて「レッサーパンダ」

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今月のどうぶつ:レッサーパンダ

学名 : Ailurus fulugens
分類:レッサーパンダ科
生息地:ヒマヤラ、中国(四川省)

【大島公園動物園で見られる樹上を好む動物】

アオダイショウ
学名:Elaphe climacophora
分類:鱗目 ナミヘビ科

フタユビナマケモノ
学名:Choloepus didactylus
分類:有毛目 フタユビナマケモノ科

レッサーパンダ繁殖に向けて

レッサーパンダは、ヒマラヤ山脈や中国南部の森林に生息し、竹の葉や果実を主食としています。樹上生活に適応しており、するどいつめで木を登るのが得意です。1~3月に交尾し、90~150日の妊娠期間を経て5~7月に出産します。

大島公園動物園では現在6頭を飼育しており、これまで多くの繁殖に成功してきました。昨年からは繁殖歴のない新たなペア、福井県鯖江市西山動物園生まれのオス「ピースケ」(4才)と、大島公園動物園生まれのメス「ツツジ」(7才)を形成し、繁殖に取り組んでいます。

好奇心旺盛なピースケ

2頭の今後に注目

昨年1~3月に初めて同居を行った際、初めはたがいに関心がうすい様子でしたが、徐々にツツジがピースケに寄っていく行動が見られるようになりました。慎重な性格のツツジがピースケをさけるのではないかと予想していましたが、逆にツツジの方から近づいていく姿が確認され、その反応におどろきました。

残念ながら繁殖にはいたりませんでしたが、今年も1月から同居を開始しており、今号が発行されるころには、ピースケとツツジの仲むつまじい姿が見られるかもしれません。愛らしい2頭の今後の進展に注目です。

ピースケとツツジのペア

おおしまニュース

マタコミツオビアルマジロが仲間入り!

2024年5月にマタコミツオビアルマジロ1頭が、恩賜上野動物園から大島公園動物園にやって来ました。ゾウガメ舎で展示していますが、夜行性のため日中はほぼ自分でほった穴の中でねています。夕方になると活動していることが多く、ちょこまかと歩き回る姿はとてもかわいらしいです。動いている姿を見たい方はぜひ夕方におこしください。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

東京都立大島公園動物園
東京都大島町泉津字福重2
TEL.04992-2-9111
https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/
11osima/park/www/htdocs/zoo/index.html

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エコチル編集部

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