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今月のどうぶつ:ミノクラゲ
学名 : Lobonemoides robustus
根口クラゲ目 Lobonematidae科
生息地:東南アジア
かさの上の出っ張りは、みの(わらで作った伝統的な雨具)のようです。
トゲトゲでモフモフ!?
ミノクラゲは東南アジアで見られる大型のクラゲで、50cm程に成長します。2024年11月現在展示している個体はタイで採集してきた野生個体です。その大きさとユニークな見た目から、加茂水族館でもひときわ大きな存在感を放っています。
かさには多数の毛のような出っ張りがあり、みのをかぶったような姿から「ミノクラゲ」と名付けられました。かさはトゲトゲしていますが、口腕はモフモフで思わずさわりたくなってしまいます。上はトゲトゲ、下はモフモフ、見ているこちらはワクワクです。ゆったりと拍動しながらただよう優雅な姿にぜひいやされてください!
船採集の様子
1個体で3役をこなす
そんなトゲトゲモフモフで二度おいしい?ミノクラゲですが、タイやフィリピンでは食用クラゲとして採集されており、主に中国などに輸出される水産重要種となっています。トゲトゲしたかっこよさとモフモフした優雅さ、そして食用としてのおいしさと、1個体で3つの楽しみ方ができます。
それにしてもこんな不思議な形のミノクラゲを食べるのはなかなか勇気が必要な気がしてしまいますね。加茂水族館ではミノクラゲの他にも食用クラゲを何種類か展示していますのでぜひ探してみてください!
タイでの食用クラゲ加工風景
かもすいニュース
カモスイ×カゴスイ姉妹館盟約10周年
2024年11月をもって「いおワールドかごしま水族館」と結んだ姉妹館盟約が10周年をむかえました。これを記念し、かごしま水族館の館長さんと職員さんがかけつけてくださり、鹿児島の桜の植樹などのイベントを行いました。2025年3月31日までは片方の年間パスポートで両方の水族館に入館できますので、ぜひ足を運んでみてください!
写真提供:加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
TEL 0235-33-3036
https://kamo-kurage.jp
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