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今月のどうぶつ:ダマラランドデバネズミ
学名:Fukomys damarensis
齧歯目デバネズミ科
生息地:アフリカ南部(南アフリカ・ナミビア・ボツワナなど)
頭部にある白い模様が特徴。飼育係の第一印象は「ふわふわのおいも」だったそうです。
展示で外見と体毛を比べよう
当動物園にニューフェイス「ダマラランドデバネズミ」4頭(2ペア)がやって来て、ハダカデバネズミとの比較展示が実現しました。12月10日からは「ecoハウチュー夜ゾーン」で公開しています。
まず注目してもらいたいのは、外見。両者とも同じデバネズミ科ですが、ダマラランドデバネズミはハダカデバネズミより倍以上大きいです。トンネルの中で、バックステップでせっせとチップを運ぶ様子は共通していますが、体が大きい分かなり迫力があります。
また、体毛も比べてみてください。ダマラランドデバネズミは茶褐色の体毛で、頭にはちょこんと白い模様があります。1頭1頭ちがうので個体を識別しやすいですよ。
夜ゾーンで公開中
いろいろな役割を持つ生き物
ダマラランドデバネズミとハダカデバネズミは「真社会性」と呼ばれる動物で、はんしょくする女王・王、巣穴を守る兵隊、えさを運んだり巣穴を広げたりするワーカーといった役割を分業してします。
真社会性の代表的な生き物といえばアリやハチですが、哺乳類ではハダカデバネズミとダマラランドデバネズミの2種だけです。今後は、はんしょくが上手くいき群れが大きくなることで、真社会性動物であるダマラランドデバネズミの暮らし方を見られるようにしたいと思います。観察するときはそっとのぞきこみ、温かく見守ってくださいね。
1998年海外から来たハダカデバネズミ
こども動物自然公園ニュース
ミナミコアリクイの赤ちゃんが誕生
10月27日(日)、ミナミコアリクイの赤ちゃんが生まれました。お父さんはチャオ、お母さんはアナです。アナは今回で3頭目の出産で、とても上手に子育てしています。展示場が外なので、冬の時期はみなさんにご覧いただけませんが、来春、暖かくなったら展示場に出る予定です。
写真提供:埼玉県こども動物自然公園
埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/
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