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今月のどうぶつ:エボシカメレオン
学名: Chamaeleo calyptratus
トカゲ亜目 カメレオン科
生息地:イエメン(中東)
特徴:オスは頭部が上部へ高くのび、この頭部が烏帽子(平安時代の帽子)に見えることが名前の由来です。
エボシカメレオンのごはん
食性は昆虫食で、カメレオンは動いているものにしか興味を示しません。スマートアクアリウム静岡では2日に1回、生きたコオロギをあたえています。カメレオンの最大の特徴である長い舌を使い、少しはなれた場所にいてもねらいを定めて捕食します。水を飲むときも動いていないと飲まないため、口の前にスポイトで水を垂らしたり、ポタポタ水が落ちるように道具をセットして飲ませています。
枝をつかみやすい前足(外側2本、内側3本)
体色が変化するのは どんなとき
エボシカメレオンは常に木の上で生活しています。木の枝をつかんだままじっとしていることがほとんどで、お客様から「どこにいますか?」と聞かれるほどかくれるのが得意です。カメレオンは周りの環境に合わせて体色を変化させて、獲物にしのび寄ったり天敵から身をかくしたりします。近年の研究で、カメレオンは「透明ナノ物質」という非常に小さな結晶を持ち、この結晶に光を反射させて結晶の密度を調整し、体色を変化させると考えられています。カメレオンは外の温度により体温が変化する変温動物です。自分で熱を作ることができず色を変化させて体温を調節するため、暑い日は白っぽく、寒い日は黒っぽい体色になります。また、気分によっても変えられるので、おこっているときは派手な赤色が多く現れます。カメレオンを観察するときはおこらせないようにそっと見守ってあげてください。
舌をのばす瞬間
スマートアクアリウム静岡だより
2025年干支にちなむ生き物展示
2025年の干支は巳です。干支の中で巳とはヘビを表します。そのヘビ年にちなみ水族館でもヘビの展示を行います。今回の展示は、海にすむ魚のヘビで「シマウミヘビ」といいます。ヘビのような動きや見た目から名付けられました。体は黒と白のしま模様をしていて、頭やしっぽから砂の中にもぐって過ごします。そんな「シマウミヘビ」をぜひ見に来てください。
写真提供:スマートアクアリウム静岡
協力・監修/スマートアクアリウム静岡
静岡市葵区御幸町10番地の2 松坂屋静岡店本館7階
TEL:050-3131-9211
HP:https://smartaqua-sz.jp/
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