【多摩動物公園だより】どのようにしたら人に慣れるの?身近なヘビ「アオダイショウ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2025.01.08

【多摩動物公園だより】どのようにしたら人に慣れるの?身近なヘビ「アオダイショウ」

目次 [非表示]

今月の動物 : アオダイショウ

学名 : Elaphe climacophora
生息地:日本(沖縄を除く) 住宅街から雑木林まではば広い
有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科

ウォッチングセンター内で展示しているヘビ

ジムグリ
学名:Elaphe conspicillata
生息地:日本(沖縄を除く)
有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科
地面にもぐる習性がある 地もぐりが種名の由来

身近なヘビ

アオダイショウは園内で最もよく出会うヘビといえます。木登りをしたり、水中を泳いだり、園路を堂々とはったり。大きな物で2mをこえるアオダイショウ。そんな大きな体で移動していたら、目立ちますね。

きらわれ者?

ヘビは、かむ、毒がある、ぬるぬるしてそうなど、悪いイメージを持たれがちです。でもいじわるしなければ、人をかむことはほとんどなく、毒を持つヘビは本州ではわずか2種だけです。

皮膚は全身うろこでおおわれていて、とてもさらさらつるつるすべすべ。イベントなどで生きているヘビにさわれる機会があったら、ぜひ挑戦してみてください。ひとなですると印象がぐっと変わって大好きになるかもしれませんよ。

よく見ると丸くてかわいい目をしており、口からぺろぺろ出てくる舌もかわいい。この舌でにおいをかいでいます。

舌を出してにおいをかいでいます

ヘビはなれる?

人からいやなことをされたことのあるヘビは、さわられることをいやがって、にげたり、かもうとしたり、くさいにおいを出したりすることがあります。でも、小さいときからさわられなれているヘビは、人がこわくないので自分から寄ってくるほどです。野生のヘビは人になれていないので、無理にさわろうとしないでそっと見守ってくださいね。

人になれさせているアオダイショウのこども

たまニュース

干支の企画展

2025年は「巳年」。多摩動物公園では、2月11日(火)まで、「ノックして巳ない?ヘビの扉~先入観をすてて巳て!~」を開催中です。このコーナーを読んで少しでもヘビに興味が出てきたら、ぜひ遊びに来てください。ヘビが苦手な人も楽しめる内容になっています。新年をきっかけに、新しい扉を開いてみませんか。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

東京都多摩動物公園
東京都日野市程久保7丁目1−1
TEL.042-591-1611
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3