【埼玉県こども動物自然公園だより】手からミルカーへ変化した乳しぼり「ウシ(ホルスタイン)」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
埼玉
動物園だより
2024.12.09

【埼玉県こども動物自然公園だより】手からミルカーへ変化した乳しぼり「ウシ(ホルスタイン)」

目次 [非表示]

今月のどうぶつ:ウシ(ホルスタイン)

学名:Bos taurus
偶蹄目 ウシ科

白黒まだらのウシで、日本で一番多く飼われています。2024年1月にはオスのウシが誕生しました。

手からミルカーへ変化した乳しぼり

牛乳や乳製品は、ウシのお乳からできていることを知っていますか?今では「ミルカー」と呼ばれる搾乳機を使って乳しぼりをしていますが、昔は手だったので大変だったようです。これまでいろいろな乳しぼりの機械が作られてきました。現在とほぼ同じ機能のミルカーが使われるようになったのは、1950年代以降です。イギリスを中心に開発され、お乳を吸い続けるものから、仔牛が吸ったり、手でしぼったりしたときのような「吸ったり止めたり」をくり返すリズムに変化。ウシがお乳を出しやすくする刺激とミルカーでの刺激の関係も研究されました。


なくてはならない存在

「乳しぼり体験」で紹介

日本で、牛乳や乳製品をみんなが食べられるようになったのは明治・大正時代からです。その後、日本の酪農の専業化・規模拡大が進み国内でもミルカーが普及します。それまで腱鞘炎になりそうなほど大変な思いをして手でしぼっていた人たちが、初めてミルカーを使ったときはとてもおどろいたようです。

動物園でも、乳牛コーナーでミルカーを使ってウシの乳しぼりをしています。手でしぼると1頭20~30分以上かかってしまいますが、ミルカーなら5分ほどで終わります。実際にミルカーでしぼっているところは「乳しぼり体験」の最初で見ることができます。あっという間に乳しぼりをするミルカーを観察しに来てください。


乳しぼり体験でミルカー紹介

こども動物自然公園ニュース

3年連続!赤ちゃん誕生

キボシイワハイラックスの赤ちゃんが、9月22日(日)に3頭、9月28日(土)に1頭、生まれました。昨年、一昨年に続き、3年連続の出産です。これまでに生まれた子どもたちも母親といっしょに赤ちゃんたちを見守っています。赤ちゃんが展示場を素早く移動している姿や授乳している姿を観察してみてください。


写真提供:埼玉県こども動物自然公園

埼玉県こども動物自然公園
埼玉県東松山市岩殿554
TEL:0493-35-1234
https://www.parks.or.jp/sczoo/

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エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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