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今月のどうぶつ:テンジクネズミ
学名:Cavia porcellus
齧歯目 テンジクネズミ科
生息地:野生種の原産は南米のペルー・ブラジル・ボリビアなど
ネズミの仲間ですが、しっぽは無く、足の指は前足(4本)と後ろ足(3本)で数が異なります。
「モルモット」は日本だけの呼び名
英語で「ギニアピッグ」、オランダ語で「マーモット」、日本では「テンジクネズミ」が動物学上の正式な名前です。
南アメリカ大陸に生息する野生種を食用に家畜化した種で、南米にはテンジクネズミの肉を使った料理があります。また、薬の安全性を確かめるための実験動物としても利用されてきました。今はペットとして人気があり、さまざまな毛並の品種が作られています。
主食は干し草で、生の牧草やキャベツ、リンゴなども食べます。歯は一生のび続けるため、固い牧草などを食べて歯をけずることも大切です。
今年の春に生まれた3頭はデビュー準備中
寄りそって見守って生態や好みを知ろう
京都市動物園には現在28頭のテンジクネズミがいます。長寿な個体が多く、最高齢の2頭は今年で8才。目は見えなくなっていますが、えさはよく食べ、まだまだ元気です。
テンジクネズミたちは、午後4時前ごろに展示場から寝室へ帰って、えさを食べます。専用の通路に一列に並んで帰っていく様子は、来園者に人気です。
以前行っていた「ふれあいプログラム」は2022年に終了しました。現在はテンジクネズミにさわらず、巣を作ったり観察したりして、生態や好みを楽しく学べるプログラムを実施しています。ぜひ参加してみてくださいね!
並んで移動するテンジクネズミたち
きょうとニュース
ゴリラのお庭を森にしよう!プロジェクト
ゴリラのグラウンドを野生の森に少しでも近づけるよう、樹木を募集します。ゴリラたちが折ったり、ぬいたりしてしまうこともありますが、少しずつ緑が増えてきています。木をたくさん植えて、ゴリラたちがより快適な環境で過ごせるよう、ご協力をお願いします。くわしくはHPをご覧ください。
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。