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みんなは食塩の多い食べ物をとり過ぎていないかな?食塩は体にとって大事な働きをしているけれど、とり過ぎると病気のもとになってしまうよ。食塩をひかえ目にするにはどうしたら良いかいっしょに見てみよう。
食塩のとり過ぎが病気の原因に!
食塩は食べ物に塩味を付けておいしくする、料理に欠かせない調味料だね。体の中に入った食塩は、次のような大切な働きをするよ。
・食べた物の栄養を体に吸収するための消化を助ける
・全身に酸素や栄養を送る血液の量を保つ
・神経や筋肉の働きを調整する
このように、食塩は体にとって欠かせない物だけど、とり過ぎると体内の塩分がこくなりすぎてしまうよ。その結果、体に負担がかかって、心臓や脳の病気の原因になることが多いので注意が必要なんだ。
子どものころから薄味に慣れよう!
令和4年札幌市健康・栄養調査の結果から、札幌市民は食塩をとり過ぎの傾向にあることが分かっているよ。子どものころから薄味に慣れておくことは、食塩のとり過ぎを防ぎ、大人になってからも元気でいるためにとても大切なことなんだ。表を見て、食塩は適切な量をとるように気を付けようね。
【表1】
1日の食塩の量の目標
【表2】
料理別の食塩量(目安)
食塩をとり過ぎないようにするには?
❶ 買い物での工夫
・お店で食品やお弁当を買うときは、栄養成分表示の「食塩相当量」をチェックする。
❷ 食べるときの工夫
・ラーメンやうどんなどのめん類のスープはできるだけ残す。
・食塩を多く使うソーセージ、ハムやちくわなどの加工品をひかえめにする。
・しょう油やソースは「かける」ではなく「つける」。
・とり過ぎた食塩を体から出してくれる食材を食べる。 食物繊維が多い食品(野菜、海藻、キノコ、こんにゃく など)カリウムが多い食品(果物、野菜、海藻、イモ類など)
参考資料
>>> 札幌市「令和4年札幌市健康・栄養調査結果」
>>> 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」
>>> 厚生労働省「知っていますか? 食塩のとりすぎ問題」
情報提供:札幌市ウェルネス推進部
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