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今月のどうぶつ:エトピリカ
学名 : Fratercula chirrhata
英名 : Tufted puffin
生息地:北太平洋の亜寒帯地域に広く分布
チドリ目 ウミスズメ科
泳ぎも得意です
夏と冬で姿を変える名前の由来はアイヌ語から
エトピリカは海鳥の仲間です。北海道・道東が繁殖地の南限になっていますが、北海道での確認数はかなり減ってきています。ちなみに「エトピリカ」という名前は、アイヌ語で「エトゥ(くちばし)ピリカ(美しい)」に由来しています。
ペンギンとよくまちがわれますが、空を飛ぶことや海にもぐることもできます。イカナゴなどの魚類や小型のイカ、オキアミ類を潜水してつかまえ食べています。
1年に2回羽がぬけ変わり、夏と冬では姿が大きく変化します。特に夏羽は顔の羽が白くなり、眼の上にある黄色のかざり羽が特徴的です。その姿から「花魁鳥」とも呼ばれています。冬になるとかざり羽はぬけ、全身が真っ黒な姿になります。
冬羽のエトピリカ
北海道の地名が付いた愛らしい姿をご覧ください!
エトピリカは岩の割れ目などに巣を作り、一度に1つの卵を産み、オスとメスのペアで交代しながら卵を温め、45日前後でひなが誕生します。親鳥たちは小魚を数ひきくわえ巣まで運び、ひなにあたえます。
海遊館では2018年から「アリューシャン列島」水槽でエトピリカを飼育しており、愛称として日本の生息地である北海道の地名が付いています。
現在、「おこっぺ」「けろち」「ところ」「しゃり」「ぴっぷ」と、海遊館で生まれた「さるる」「ちりっぷ」の7羽が暮らしています。ぜひ、エトピリカたちに会いに来てください。
えさを巣まで運びます
かいゆうかんニュース
新しくやって来た「海」
今年の10月の初めに、高知県の「以布利センター」からオスのジンベエザメが海遊館の「太平洋」水槽に引っ越して来ました。愛称は、海です。
初めはメスの遊ときょりを取り警戒して泳いでいましたが、今ではえさもしっかり食べてのんびりと泳いでいます。
写真提供/海遊館
協力・監修/海遊館
大阪市港区海岸通1丁目1-10
TEL:06-6576-5501
https://www.kaiyukan.com/
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