【食育特集】実は、意外と多かった!?東京都で作られている農産物を知ろう

東京都と農業のイメージはなかなか結び付かないよね。でも、コマツナやトマト、キャベツにブロッコリーと、いろいろな農産物が作られているんだ。どういった地域で、どういった物が作られているのかな？

東京都で作られている農産物とは？

国土交通省国土地理院の発表によると、東京都の耕地面積は6290haで全国47位。ただ、田畑の面積は広くないけれど、東京都には都市地域や都市周辺地域、中山間地域、島しょ地域など、それぞれの地域の特性を生かした特色ある農業が営まれているんだよ。

まず、都市地域では、コマツナやトマトなどの施設栽培により、広くない農地を最大限に活用。消費地に近いというメリットから、直接販売や農業体験農園などの取り組みが行われているよ。一方、都市周辺地域には比較的広い農地があるため、旬の野菜類や果樹、花き、植木など、さまざまな農産物が生産されていて、酪農や養豚、養鶏といった畜産業も営まれているんだ。

そして、中山間地域ではワサビやジャガイモなどの農産物、島しょ地域ではアシタバや切り葉、熱帯果樹などの農産物の生産が盛んだよ。

TOKYOブランドの農畜産物も登場

また、TOKYOブランドの農畜産物として、豚「TOKYO X」、鶏肉「東京しゃも」、露地栽培に適したイチゴ「おひさまベリー」があり、新品種の開発や生産・販売・PR活動に取り組んでいるよ。

スーパーなどで東京都産を目にするのはなかなか難しいけれど、見つけたら、ぜひ食べてみてね！

東京都でとれる主な農産物

東京都ではどういった農産物がとれるのか、見ていこう!

コマツナ
小松川村の名にちなんで、8代将軍徳川吉宗が命名したといわれているよ。

【主な産地】
江戸川区、葛飾区、足立区、世田谷区、武蔵村山市、府中市

キャベツ
明治初年、葛飾の篤農家が品種改良を重ね、広まったよ。

【主な産地】
練馬区、西東京市、立川市、調布市、三鷹市

ホウレンソウ

【主な産地】
清瀬市、八王子市、東久留米市、町田市、武蔵村山市、立川市

トマト

【主な産地】
町田市、あきる野市、日野市、調布市、日の出町、小笠原村

ダイコン

【主な産地】
八王子市、町田市、東久留米市、練馬区、青梅市、世田谷区

ブロッコリー

【主な産地】
立川市、練馬区、三鷹市、国分寺市

ナシ

【主な産地】
稲城市、小平市、東村山市、日野市、昭島市、東大和市

トウモロコシ

【主な産地】
あきる野市、八王子市、東久留米市

参考資料
＞＞＞ 農林水産省「東京都の農林水産業の概要」
＞＞＞ 東京都産業労働局「とうきょうを食べよう 野菜・果樹ガイド」

この記事を書いた人WRITER

エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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