【エコチル特集】海ごみ & リチウムイオン電池 ごみ問題について考えよう!|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
特集
2024.12.02

【エコチル特集】海ごみ & リチウムイオン電池 ごみ問題について考えよう!

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今回の巻頭特集は海ごみついて取り上げるよ。なぜ海にごみが増えていくのか、いっしょに見ていこう! そして、最近問題になっているリチウムイオン電池の捨て方についても解説していくよ!

海からのめぐみはたくさん!

地球の表面積の約7割をしめる海には、魚や貝、海藻などさまざまな生き物が暮らしているよ。海は、私たちが普段口にする食べ物を始めとして、医療品やバイオ燃料などのめぐみももたらしてくれるよ。さらに、海には熱エネルギーやCO₂を吸収することで地球温暖化の進行をやわらげたり、汚染物質や生活排水を浄化したりする大切な役割も。

海の豊かさを守り続ける必要があるのに、2016年1月の世界経済フォーラム(ダボス会議)で「毎年世界で800万t以上のプラスチックごみが流出しており、このままなら、2025年には海の魚3tに対しプラスチックごみが1tに、2050年にはプラスチックごみが上回る」というレポートが発表され、世界に衝撃をあたえたんだ。

海ごみはなぜ増えるの?

日本の海岸に漂着しているごみは、レジ袋などのポリ袋やペットボトルなど、私たちの生活の中から発生している、生活系のごみが約半分をしめているよ。街なかでポイ捨てされたごみや屋外で放置されたごみは、雨や風によって流されて河川や水路に入り、やがて海まで流れ出て、海ごみとなってしまうんだ。

こういった海ごみが、海の生き物や私たちの生活にさまざまな影響をあたえているよ。例えば、海の生き物がえさとまちがえてプラスチックなどのごみを飲みこんでしまったり、海に流されたあみなどが体にからまって、にげられずに死んでしまったりするよ。また、漁師の人があみを引き上げると、魚よりもプラスチックのごみの方が多いこともあるそう。さらに、海藻にごみが混ざると、取り除くのに時間も手間もかかってしまうよ。

これ以上、海ごみを増やさないよう、私たちにもできることはたくさんあるよ。小さなことでも、みんなでやれば大きな成果につながるよ。海を守るために、いっしょにがんばっていこう!

街のごみが海にたどり着くまで

街なかのごみが、どうやって海に入りこんでしまうのかな?

1.ポイ捨てや屋外に放置されたごみが、街なかに散乱する。

2.雨や風によって、ごみが水路や川に流れこむ。

3.川から海へと流れ出て行く。

海ごみを減らすために私たちができることは?

【その1】使い捨てを見直す
・マイボトルを持ち歩く
・つめかえができる物を選ぶ
・ワンウェイプラスチックの使用をひかえる
・マイバッグを持参し、レジ袋はもらわないようにする

【その2】ごみに関するルールを守る
・ごみのポイ捨てをしない
・海や川、山のレジャーで出たごみは持ち帰る
・ごみは地域のルールを守り、所定の場所・時間に分別して出す

【その3】清掃活動に参加する
海ごみについて学び、川のごみ拾いや、海岸のごみ拾いなど、清掃活動に参加してみる

もう1つのごみ問題!
「リチウムイオン電池」について知ろう!

スマートフォンや携帯型ゲーム機、パソコンなど、多くの充電式の家電製品にはリチウムイオン電池(小型充電式電池)が入っているよ。小型充電式電池は、破損や変形、圧縮により激しい発煙・発火が起こるため、取りあつかいには注意が必要なんだ。

特に、こうした電池がさまざまなごみと混ざって捨てられた場合、発煙・発火する危険性があることが全国的に問題となっていて、実際に都内でも清掃車やリサイクル工場での発火事故が多発! そこで、東京都では「リチウムイオン電池混ぜて捨てちゃダメ!プロジェクト」を始動させ、注意をうながしているよ。

気を付けよう!リチウムイオン電池
住んでいる市区町村のごみ捨てルールに従って、きちんと捨てようね!

出典/東京消防庁公表資料
>>> 市区町村別リチウムイオン電池の出し方はこちらから!!

今月の『わが家の環境局長』Vol.6

おうちの環境リーダーとして活躍しているお友達を紹介するよ!

江東区立豊洲西小学校6年生 S.K.さん

みなさんは普段、食べ物を残すことがありますか。食品が捨てられると、無駄な出費が増え、環境への負担がかかるんデス。ボクは苦手なものがあったら、息を止めて食べる方法を取ったりします。みんなそれぞれ工夫して食品ロスを減らすことを心がけましょう。出費が減り、オモチャを買ってもらえたり、お小遣いが増えるかもしれませんよ。

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参考:
>>> 東京都環境局「TOKYO 海ごみゼロアクション」 
>>> 東京都環境局「リチウムイオン電池 捨てちゃだめプロジェクト」 


協力:東京都

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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