【天王寺動物園だより】10頭以上で群れを作りシロアリを探して移動「コビトマングース」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
大阪
動物園だより
2024.11.05

【天王寺動物園だより】10頭以上で群れを作りシロアリを探して移動「コビトマングース」

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今月のどうぶつ:コビトマングース

学名 : Helogale parvula
英名 : Common dwarf mongoose
生息地:アフリカ大陸東部から南部にかけてのサバンナ地帯
食肉目 マングース科

えさを食べるメスの「イズミ」

10頭以上で群れを作りシロアリを探して移動

コビトマングースはその名の通りマングースの中では一番小さく、体長は20㎝から25㎝程度です。

強い社会性を持ち、10頭以上で群れを作ります。また、かなり広い範囲の縄張りを持ち、えさであるシロアリを探しながら移動します。

天王寺動物園には2頭のコビトマングースがいます。名前は、「イヅミ」と「ツユミ」で2頭ともメスです。年齢はどちらも4才で、上野動物園からやって来ました。えさは馬肉・牛肉・リンゴ、ミルワーム(昆虫の幼虫)・サツマイモなどをあたえています。

えさやりの時間

トレーニングでは対照的な2頭

2頭のコビトマングースには、日頃から健康管理のため、体重測定のトレーニングを行っています。

イヅミは毅然とした態度で、体重計や青いバット(測定用の入れ物)に物おじすることなく、器用に後ろ足2本で立ち上がり、飼育員からわたされるえさをパクパクと食べます。

一方ツユミは、ゆっくりと体重計に近づきますが、非常に警戒心が強く、臆病なところがあるため、まだ体重計には乗ってくれません。ツユミの体重測定のトレーニングは、ゆっくり時間をかけながら、ツユミの気持ちに合わせ、時間をかけて行っていきます。みなさんも天王寺動物園に来られたときには、コビトマングースの体重測定を見守ってください。

体重計に近づくツユミ

てんのうじニュース

フサオマキザル

フサオマキザルは南米に生息しています。オマキザルの仲間の中では、一番大きく体長は30㎝以上になり、鼻の穴の間隔が広く、広鼻猿類に分類されます。

天王寺動物園には、メスの「ザビエ」とオスの「マユゲ」の2頭のフサオマキザルがいます。


写真提供:天王寺動物園

協力・監修/天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/

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