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今月のどうぶつ:オオカンガルー
学名:Macropus giganteus
カンガルー目 カンガルー科
生息地:オーストラリア東部
オオカンガルーの前足。つめは太くてするどく、体をかいたり地面をほったり、オス同士で力比べをするときなどに役立ちます。
器用なえさの持ち方
オオカンガルーの前足には指が5本あり、人の手の形に似ています。オスとメスでも差がありますが、体が大きいほど前足も大きく、指やつめも長いです。前足をよく使う場面といえば、とばずにゆっくり移動するときや、えさを食べるときです。今回は「えさの持ち方」を紹介します。
オオカンガルーのえさの持ち方を、小型カンガルーのクオッカと比較してみましょう。彼らは前足を器用に使い、乾草を1本ずつ持ったり、豪快に口にふくんだ青草を不要な分だけ引っ張ったりします。体が小さいクオッカの場合、両前足を使って食べる割合は多いようです。しかし、オオカンガルーほど体が大きいと、ほぼ口だけでえさを食べ、片方の前足しか使いません。指も長いからか、器用に指の間でえさや枝などをはさむこともあります。
指の間にはさみます
前足をぬらすのはなぜ?
よく観察すると、えさを引き寄せたりおさえたりするとき以外は、そこまで強い力ではないようです。というのも、えさを引きちぎるときの勢いで落としたり、他の個体にすぐ取られたりすることがあるためです。
また、暑い時期に前足がぬれている姿を見たことはありますか?これは、前足全体や先の方をなめたり水でぬらしたりして、気化熱で体温をにがすための行動です。主に夏、オオカンガルーが後ろ足まで水につけている姿をよく観察できます。いつもより長く観察してちがいを考えてみると、発見があるかもしれませんよ。
ぐっすりねむる姿
こども動物自然公園ニュース
コツメカワウソの赤ちゃん3頭の名前決定
今年3月25日(月)に生まれたコツメカワウソ3頭の名前が「ナシ・クリ・コーン」に決定。「コツメカワウソのこども名前投票」を行い、5つの候補の中から最も多く投票された名前です。東松山市の農産物である梨・栗・トウモロコシが由来になっています。元気に成長している3頭に会いに来てくださいね。
写真提供:埼玉県こども動物自然公園
埼玉県こども動物自然公園
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