【静岡市立日本平動物園だより】手の役割を持つ長い鼻「アジアゾウ」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
静岡
動物園だより
2024.10.01

【静岡市立日本平動物園だより】手の役割を持つ長い鼻「アジアゾウ」

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今月のどうぶつ:アジアゾウ

学名:Elephas maximus
長鼻目 ゾウ科
生息地:インドやネパールなどの大陸部から、スリランカ、インドネシアなど大小の島までアジア広域

日本平動物園にいるダンボは毎日、かわいた草や稲わら、サツマイモなどを合わせて約60kg食べ、約150~200Lの水を飲みます

手の役割を持つ長い鼻

ゾウは、現在地球上で生きる陸上最大の動物です。ゾウの仲間は世界に3種類いて、アフリカに生息するアフリカゾウとマルミミゾウ、アジアに生息するアジアゾウがいます。ちなみに日本平動物園で飼育している「ダンボ」は、アジアゾウです。

アジアゾウは主に森林に生息し、1日に100~150㎏の草や樹木などを食べています。ゾウの特徴である長い鼻が、私たちの手の役割を果たしていることを知っていますか?太い木をたおしたり、高い木の枝をたぐり寄せたりして、効率よく食べることができるのです。さらに、この鼻は一度に5~10Lもの水をふくむことができ、〝ストロー〟というより〝コップ〟の役割を果たしている他、土やどろをつかんで体に浴びせることもできます。また嗅覚もとても優れていて、においを感じ取る嗅覚受容体の遺伝子が、ヒトは約400個あるのに対し、ゾウは約2000個あるといわれています。

鼻を使ってどろ浴び

群れで暮らし子育てする

ゾウのメスは、家族を中心とした複数頭の群れを作って暮らし、子育ても群れ全体で行います。母親以外のメスも子育てに加わることで、母親の子育ての負担は少なくなり、出産経験の無い若いメスは子育てを学ぶことができるのです。

日本平動物園にいるメスのダンボは、推定1966年生まれ。国内にいるアジアゾウの中で2番目に高齢(メスでは最高齢)で、日本平動物園が開園した1969年からずっといます。そんなダンボに、会いに来てください。

鼻に水をふくませて口まで運びます

日本平動物園ニュース

「レッパーくん」に会おう。
毎月第3土曜日に開催

毎月第3土曜日は、園内エントランスにて「レッパーくん」が、みなさまをお出むかえします。先着100名様には「限定レッパーくんかんバッジ」をプレゼント。毎月ちがうデザインなので、ぜひ集めてみてくださいね。レッパーくんに会いに日本平動物園へおこしください。(時間は、開園時間の午前9時ごろから30分程度。天候等により休止する場合があります。)

※バッジ画像はイメージ(過去のバッジ)です。ケースは配布しません。


写真提供:静岡市立日本平動物園

静岡市立日本平動物園
静岡市駿河区池田1767-6
TEL 054-262-3251
https://www.nhdzoo.jp/

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エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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