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円山動物園では、絶滅危惧種であるホッキョクグマ保全への取り組みとして、今まで7回9頭の繁殖に成功しています。これは国内では一番の実績です。
しかし、その一方でホッキョクグマの生息地である北極圏の環境は、気候変動の影響を受け、大きく変化しています。えさとなるアザラシを取るためにも、繁殖のための移動にも必要な海氷の面積が縮小し、生息数の減少が心配されています。ホッキョクグマ保全のためには、生息地での保全につながる取り組みも求められており、海外との連携が不可欠です。
こうしたことから、円山動物園とカナダのアシニボインパーク動物園は、連携して気候変動対策に取り組むことに合意し、覚書を締結しました。アシニボインパーク動物園は、園内にホッキョクグマに関する教育施設や保護施設があり、飼育個体だけではなく野生個体の保全にも取り組んでいる動物園です。
円山動物園は、多くの人に気候変動対策に関する正しい情報を提供し、ホッキョクグマの未来が少しでも明るい方向に進むように取り組んでいきます。
札幌市円山動物園
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エコチル編集部
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。
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