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今月のどうぶつ:ヒトコブラクダ
学名:Camelus dromedarius
鯨偶蹄目 ラクダ科
生息地:中東やアフリカなどの砂漠地帯
ラクダは砂漠で荷物を運んだり人を乗せたりすることから、「砂漠の船」と呼ばれています。
砂漠で生きぬく体の秘密
ラクダが生息している砂漠地帯は雨が少なく、生物が生きるには過酷な場所です。ラクダの体には、砂漠で生きていくための工夫がたくさんあります。目の周りには砂ぼこりを防ぐための長いまつ毛がたくさん生えており、鼻の穴は砂嵐のときに自由に閉じることができます。耳の中にはびっしりと毛が生えており、砂が入らないようになっています。足は平らで大きく砂にしずみこまないようになっているため、長時間砂漠を歩き続けることができます。背中に脂肪をたくわえたコブがあり、何日もえさを食べられなくても生きていけます。
草や木の葉を食べる草食動物
人間とラクダ
ラクダは家畜として、古くから人々の生活の中で活躍してきました。乗り物や荷物運びとしてはもちろん、肉は食用として、毛は衣服にも使われています。さらに、ラクダのミルクは牛乳に比べさっぱりとした味ですが、ビタミンや鉄分が豊富なため、貴重な栄養源となっています。実はヒトコブラクダは家畜のみで野生種はすでに絶滅していますが、家畜種がにげて野生化し、問題となっている地域もあります。
今年はラクダ科の国際年ということで、ズーラシアではパネル展を開催しています。ラクダの生態や歴史、人との関わりなどを紹介していますので、これを機に少しでもラクダのことを知ってもらえるとうれしいです。
ラクダの毛で作ったラクダ人形
ズーラシアニュース
村田園長のとっておき写真展開催中!!
12月2日(月)までホッキョクグマ水中ビューにて、村田園長のとっておき写真展を開催しています!今年のテーマは「もっともっと近づいて見たい~動物たちの細部に宿る不思議~」。普段はあまり気に留めない動物たちの細部に目を向けてみると、新たな発見や魅力に気づくかも⁉
写真提供/よこはま動物園ズーラシア
協力・監修/よこはま動物園ズーラシア【指定管理者 公益財団法人横浜市緑の協会】
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