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今月のどうぶつ:エミュー
学名:Dromaius novaehollandiae
ダチョウ目 エミュー科
生息地:オーストラリアの草原や砂漠
鳥類で唯一、1つの羽軸から2本の羽毛が生えた、めずらしい羽根。2本で一対で縁起がいいといわれ、アクセサリーなどにも使われます。
ダチョウに次ぐ大型の鳥
走れば最大時速50㎞
エミューは、ダチョウの次に体の大きな飛べない鳥です。外見はダチョウに似ていますが、羽はとても小さく退化していて、足の指の数も異なります(ダチョウは2本、エミューは3本)。
水浴びを好み、食性は雑食で、野生下では昆虫、種子、果実などを食べます。
卵は深緑色で、それを温めるのはオスの役割。ヒナもオスが育てます。
エミューは近年、肉、卵、オイルをはじめ、皮や羽まで、さまざまな分野で産業利用できることが注目され、特性の研究も行われています。
うろこにおおわれた3本指の足
9代目アニマル園長「ゴウ」に会いに来てね
京都市動物園には「ゴウ」というオスのエミューがいます。2014年4月に名古屋市東山動物園で生まれ、2017年11月に来園。今年度は来園者の投票で選ばれ、アニマル園長を務めています。
ゴウは、えさの好ききらいも無く、小松菜、リンゴ、蒸したサツマイモ、キャベツ、ダイコン、固形飼料も食べています。
エミューは、おだやかで人になれやすい反面、とても臆病です。けがや病気のときには治療をこわがらずにできるよう、普段から獣医師が体にさわって、ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)を行っています。
東エントランスからすぐの展示場にいるよ
きょうとニュース
小ほ乳類展+
~毛皮から見る動物の生態~
10月26日(土)午後1時から4時、園内のレクチャールームで「毛皮から見る動物の生態」をテーマとした企画展を開催します。動物園が所有する標本にふれながら、その生態について学んでみませんか?職員によるスポット解説も聞けますよ。
過ごしやすくなった秋の動物園に、ぜひ遊びに来てください!
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/
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