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今月のどうぶつ:シロヘリオオツノカナブン
学名:Dicronorhina derbyana
コガネムシ科
生息地:アフリカのサハラ砂漠以南(ケニア、タンザニア、ナミビアなど)
上:オス、下:メス
オスは、あまいモモのような香りがします
カブトムシと同じくらいの大きさです
シロヘリオオツノカナブンのオスの大きさは、40〜50㎜くらいです。メスは、オスより少し小さいです。カナブンの仲間ですが、日本のカブトムシと同じくらいの大きさになります。オスは、やや長い前足と、小さなツノを持ち、カブトムシと同じように、えさやメスをめぐってよく戦います。基本的な色は、赤みがかった緑色に白いスジ模様。このことから、「シロヘリミドリツノカナブン」と呼ばれることもあります。カラーバリエーションが多様で、緑色が青っぽいものや赤っぽいもの、白いスジ模様が無いものなど、さまざまな系統があります。
自分で部屋を作って成虫になります
メスは、非常にたくさんの卵を産みます。通常は、チップをうすくしいた容器で飼育し、卵をとるときだけ、昆虫マットを厚めにしいた容器に移動させます。幼虫は、カブトムシと同じく、腐葉土(昆虫マット)を食べて育ちます。十分に育った幼虫は、自分の周りの土をおし固めて「土繭」と呼ばれる部屋を作り、その中でさなぎになります。羽化した成虫は、土繭の中でしばらく休眠した後、自力で穴をあけて出てきます。成虫の寿命は、半年くらいです。昆虫館では、卵から成虫になるまで、早ければ4カ月ほどの期間で成長します。
シロヘリオオツノカナブンの幼虫
かしはらしニュース
秋の自然を満喫!鳴く虫を楽しもう♪
童謡「虫のこえ」で知られる、マツムシ、スズムシ、コオロギ、クツワムシ、ウマオイを展示しています。鳴く虫は、基本的に夜間に鳴きますが、夜に照明を当て、昼にうす暗い箱に入れる昼夜逆転を行うことで、昼間でも存分に虫の音を楽しむことのできる展示になっています。11月中旬まで展示予定です。
写真提供:橿原市昆虫館
協力・監修:橿原市昆虫館
奈良県橿原市南山町624
TEL:0744-24-7246
https://www.city.kashihara.nara.jp/kanko_bunka_sports/konchukan/index.html
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。