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今月のどうぶつ:ニホンウナギ
学名:Anguilla japonica
英名:Japanese eel
ウナギ目 ウナギ科
生息地:日本・朝鮮半島・台湾からベトナム
二ホンウナギの赤ちゃん(レプトセファルス)
大阪府レッドリストでは絶滅危惧種に
江戸時代の大阪をえがいた絵には、家のすぐ横のため池でウナギ(ニホンウナギ)をつかまえる様子がえがかれており、身近な生き物であったことが分かります。
しかし現在、ニホンウナギは数が減り、今後いなくなってしまう心配があることから「大阪府レッドリスト」の「絶滅危惧種」となりました。なぜ、それ程数が減ってしまったのでしょうか。
江戸時代の大阪をえがいた絵
ニホンウナギが生き延びるために私たちができることは?
ニホンウナギは遠く太平洋のマリアナ海嶺付近で産卵し、赤ちゃんウナギ(レプトセファルス)は海流に乗って日本までやって来ます。
陸地に近づくと細長いシラスウナギの姿となり川に向かいます。しかし、養殖に用いるため、シラスウナギは人間につかまってしまいます。また、運良くつかまらなくても、かべのように高い段差などの障害物にじゃまされて、なかなか川を上ることができません。
さらに、折角たどり着いた川もコンクリートで固められ、かくれる場所も、えさとなる小魚やエビなども少なく、すみにくい環境であることも、ニホンウナギが減少した原因と考えられます。
それでも、大阪の街の中にある道頓堀川などにもニホンウナギがすんでいることが分かっています。ニホンウナギがいなくならないように、私たちにできることはあるのでしょうか。
[レプトセファルス]撮影:尾㟢 豪氏
[江戸時代の絵]>>>「河内名所図会 6巻」(国立国会図書館)を加工して作成
かんのうすいけんニュース
山から下りて来る赤とんぼ
秋になると、田んぼの周りに、夏にはいなかった赤とんぼ(アキアカネ)が卵を産みに集まって来るのを見ることができます。実は、アキアカネは夏の初めに羽化しますが、暑い所が苦手なので、夏の間は生まれた田んぼからはなれて、すずしい山の上で過ごしているのです。
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