【エコチル特集】安全な水のひみつ どうして水道水はいつでも飲めるの?|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
北海道
特集
2024.09.09

【エコチル特集】安全な水のひみつ どうして水道水はいつでも飲めるの?

目次 [非表示]

いつでも飲める安全な水道水は、私たちの生活に欠かせません。今回は、雨水や雪解け水が、安全な水道水に生まれ変わるまでをいっしょに見てみましょう。

雨水や雪が安全な水道水になるまで

蛇口をひねると、いつでもきれいな水が出て来て、私たちはいつでも安全な水を飲むことができます。でもそれは、当たり前のことではないと知っていますか? 川の水には、目に見えない細かい土や砂、ばいきんなどが混ざっているので、そのままでは飲めません。北海道の川には、エキノコックスという寄生虫がひそんでいるので、そのまま飲むと病気になってしまうかもしれません。

では、水はどのようにして飲めるようになるのでしょうか。空から降る雨水や雪は、山や森にしみこんで、川やダムに流れこみます。そして水は、川やダムから浄水場という飲み水をつくる工場に運ばれて、安全な水に生まれ変わります。きれいになった水は、地下の配水管を通って、大切な水道水としてみんなのところへ届けられます。

多くの検査をクリアした安全な水道水

浄水場では、いろいろな方法を使って、毎日水をきれいにしています。それだけではなく、安心して飲める水なのか、いくつものチェックをしています。いろいろな装置で、水の中にふくまれているものをくわしく調べます。また、飼っている魚の動きを観察して、水の状態を調べる装置もあります。

他にも、水道水のもとになる、川やダムの水がよごれていないかパトロールをしたり、水道水の流れや水道施設に異常が無いかを、人が見守ったりしています。

いつでも安全な水が飲めるのは当たり前ではないことが分かったでしょうか。たくさんの人の毎日の努力によって、私たちは安心して水道水を飲むことができます。みなさんも、きれいな水をずっと飲めるように、川や森などの自然を大切にしましょう。

水の循環を守るために
水は大切に使って、なるべくよごさず自然にもどそう!

水道水は家庭で使用された後、生活排水として下水処理され、自然界にもどっていきます。よごれた水をきれいにするためには、たくさんの水が必要です。限りある水資源を大切にするために、水をなるべくよごさず、むだ使いせずに自然にもどしましょう。


水の汚れの指標 「BOD」 とは
BOD(生物化学的酸素要求量)/河川の汚濁指標として用いられる。水中の有機物の量を、その酸化分解のために微生物が必要とする酸素の量で表したもの(mg/L)。

水の環境を守るために
私たちにできること

食器を洗う前に 油よごれなどはふき取る。

 

食事や飲み物は 必要な分だけ作る。 飲み物は飲む分だけ注ぐ。

 

シャンプー・リンス、 洗剤などは 適量を守る。

 

トイレは使用後にこまめに掃除する。
(そうすると、洗剤を使ってごしごし掃除をする回数が減る。)

水道水 Q&A

Q.
蛇口から出る水の色が いつもとちがって白くにごって いることがあるけど、大丈夫?

A.
蛇口から水道水を勢い良く出すと、周りの空気が引きこまれて気泡が発生する。これが白くにごって見える原因なら、すぐにコップの底から水がすんでくるよ。

Q.
水道水が塩素(カルキ)くさい とき、このにおいを取る方法は?

A.
塩素(カルキ)のにおいは、 消毒剤の塩素と、水道原水中のアンモニアなどが反応して生じる物質が原因。湯冷ましにして飲んだり、浄水器を使ったり、レモンじるを数滴加えたりするとにおいを取り除くことができるよ。

出典:
一般財団法人北海道薬剤師会公衆衛生検査センター「北海道の水道水って、安全なの??」
札幌市水道局「さっぽろの水道 令和6(2024)年度」

北海道ゼロチャレ! 家計簿アプリ 1周年記念キャンペーン!

抽選で 100名様
アプリご利用者に、ゼロカーボンノベルティ 3点セットプレゼント!

【応募期間】
令和6年7/29(月)~ 9/30(月)

【条件】
●道内在住の方
●北海道ゼロチャレ! 家計簿に登録
●電気・ガス等いずれかの今年度分消費量を2カ月分以上入力

【応募方法】
●下の応募お申し込みから、入力フォームにユーザIDと住所・氏名・電話番号を入力
●アンケートにもご協力をお願いします

>>>応募お申し込み

※応募はお1人様1回限りとさせていただきます。
※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。
※個人情報は賞品の発送以外には使用いたし ません。
※未成年の方は保護者の同意を得て応募して下さい。

アプリのダウンロードはこちら

>>> Google play
>>> App Store


監修:北海道 環境生活部 環境保全局 環境政策課 水道計画係

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3